以太以外

国は夜ずっと流れているプール 以太

漢文

所以190

アナトリア仮説によるインド・アナトリア祖語 独裁制は速く、民主制は遅い。 民主制は時間がかかりすぎるため子孫への代替わりを前提とする。 東三河のポータルサイトほの国 乾性溺水 腸腰筋を鍛えて尿勢が増した。 知臣莫如君(「斉太公世家」『史記』) 衣…

所以189

封建国家には領土の概念がない。封建国家にあるのは、契約による人的結合だけである。(國分功一郎『近代政治哲学』ちくま新書) 封建国家においては、国内社会と国際社会という区別が成り立たない。(國分功一郎『近代政治哲学』ちくま新書) ボダンのこの…

所以188

町丁目ごとに色分けをする(防災リテラシー研究所) 志都呂の歴史 浜松市の「志都呂」は,浜名湖付近の丘陵の先端部に位置する。これは,「シト(舌状丘陵)オロ(その処)」で,後に転化し,「シトロ」になったのではないかと推測している。また,「下流」…

所以187

二兎を追ふほかなし酷寒の水を飲み/有馬朗人 一枚の氷湖はめこむ古代地図/有馬朗人 夏服を着よトランプのジャック達/有馬朗人 康珍化、静岡県浜松市出身。静岡県立浜松西高等学校で村木道彦に短歌を教わり、早稲田大学短歌会所属。 松平氏志都呂陣屋 物有…

所以186

kagi 集中力に自信がないので瞬間芸術には苦手意識がある。 被動の「為」は平声 遇奪釜鬲於塗(途)、途中で炊事道具を奪われた。 Zeki Demirkubuz 敵が増大している(一般論です(「犬」『小笠原鳥類詩集』思潮社) 歯磨き粉は歯である。(「鮫が爆発する――…

所以185

日々旅にして 、旅を栖とす。(松尾芭蕉『おくのほそ道』) 心に家を建て、旅を栖とする。 朝日俳壇と朝日歌壇は別の名前は使えない。すなわち朝日歌壇で本名に載っていたら俳号を持っていても朝日俳壇では使えない。 すべて中途半端な詩型 雨庭 ふたつの側…

所以184

遠交近攻という中国の四字熟語があるように遠方の国と親密にして近隣の国と対抗する手がある。 晋楚二大国に挟まれたら鄭のように二股外交をとる手がある。 遠交近攻の秦は中国を統一し、二股外交の鄭は滅んだ。 スピリチュアルも呪術も魔術も自己暗示という…

所以183

広瀬 意味の話で言うと、人間が言葉を覚えた瞬間から、この世界はすべてのものが喩えとして実存すると思うんです。あらゆる存在が喩えとして名づけられ、意味を与えられ、記号化されるところから言葉が始まっていく。(広瀬大志『カッコよくなきゃ、ポエムじ…

所以182

すごいことはやりたいこととは違う。 腹が出ているのはメタボリックシンドロームではなく丹田 相手への反論や批判を「幼稚だ」だけで済ませるのは幼稚。 幼稚だと見なされがちな「本音を言えるオレかっこいい」文化を評価する前に、本音も言えない強大な正義…

所以181

議論が成り立たないと辛い。 無理をして人格を戦わせるのではなくアイデアと意図を議論で戦わせよう。 君の人格にはあまり興味がないから。 たぶん議論で強烈に否定されたい。 不信任案決議可決後から県知事選までの報道当初は、斎藤前知事・片山前副知事の…

所以180

open-hinata3 天才とは、その結果の評価に関わらず世界再編の意志と方策を持つ者の意だ。 Arnold Rauersの絵は好み アークライト野澤流ボードゲームを作るには 絵のための絵ではなく儀式のための絵を dot architects スイスのアスコナAscona、モンテ・ヴェリ…

所以179

吟行はMilingか ゴスペル俳句 子を産んで農工商の生産単位である家を取り仕切ることを幸せと想う女性観(高齢者以上)と資本主義に使い棄てられながら趣味とひとり謳歌するという女性観(今の40代以下) かつて日本の政治家や企業経営者や芸術家や研究者に男…

所以178

独裁国家は名ほど独裁ではないし、民主国家はさほど民主的ではない。 公明正大に全滅するか、ズルをして生き残るか 産経俳壇2024年10月17日対馬康子選〈闇を匂わせ稲妻は太りゆく/以太〉 産経俳壇2024年10月17日対馬康子選〈バンクシー読めぬ心の良夜かな/…

所以177

原自己Archi-Soiと自己たちles Soi 十全ナ思考ハ常ニ同ジモノヲ回避スル cogitatio adaequata semper vitat eandem rem スピノザの面白いのは、エチカとポリティカを異質なままにしておいて、哲学者がよくやるように弁証法的に綜合しようとしないことだ。(…

所以176

monade contemporary | 単子現代、京都市東山区月見町 第72回麦全国大会で対馬康子会長が言及していた、現代俳句全国大会で戦争句が多く投句されかつ多く採られる問題 作句者は素材や季語の強さに頼らず、選句者は素材や季語の強さで評価するなということで…

所以175

私は、精神の幸福を希求するジャンルを精神文化と呼び、物質の幸福を希求するジャンルを物質文化と呼ぶ。 物質に幸福なんて精神はないので、つまり物質文化はまやかしだ。 文化不毛の地だと気付けるのは高い文化力があるから。 でも応用文化ばかりに着目して…

所以174

eMAFF農地ナビ 一人の読者には一人の作家で充分なのかもしれない。五千万人の作家と五千万人の読者と。 サンスクリットは古代のエスペラント サンスクリットは、奇妙な言語である。この名称は、「完全なものにされた」を意味する「サンスクリタ」というサン…

所以173

会計(日本語)、計会(漢文) 宜莫如太子、宜しく太子に如くはなし 同(1926)年11月、旧交を温めようと訪ねてきた盛岡高等農林学校時代の友人・小菅健吉に対し、「世界の人に解つてもらうようエスペラントで発表するため。その勉強をしている」と語ってい…

所以172

家があれば幸せだと言う人には家は建てたくない。建てても幸せになりそうにないから。 家がなくても幸せだと言う人には家を建てたい。幸せになりそうだから。 青天の天竜川の花盛/月野ぽぽな、どこかな 改革历程、改革歷程、趙紫陽 雖得良材、不能構慶。雖…

所以171

密輸1970밀수、群川군천 壱(副詞)、まったく、もっぱら、「壱似重有憂者」 言語不足採者、言葉は採るに足ぬ者 溺、デキはおぼれる、デウ・ネウは尿 志村貴子『敷居の住人』ビームコミックス、ヴァルター・ベンヤミンの境界線Grenzeと区別される敷居Schwell…

所以168

全体を賑わせれば自らにも利があるのに、その初歩で他人を利させるのが嫌だという理由で全体を賑わせず、そのため自分にも利がないということはある。 詩歌界隈は(それ自体は悪いことではないけれど)病んでいる人とイキる人が目立ってしまうのでそうではな…

所以167

テキトーをまじめにやってしまう。 ひとつの言語しか響かないのは国民国家、連邦ではないのに複数の言語が響くのは帝国 100回目の甲子園での韓国語校歌は大日本帝國の復活を予兆する。 韮は洗って切って冷凍保存 詩丼の会場でchoriの死を知った。 アトリエ茶…

所以166

ラジオの音声が、家族には見えない「社会」の流れを象徴する。『牯嶺街少年殺人事件』において画面外の音は、人々を気遣うことのないこの社会=時代の自動性を表現する。(濱口竜介『他なる映画と2』インスクリプト) 『牯嶺街少年殺人事件』の縦書きの句点…

所以165

YAMAMOTO PAPER 1041uuu展示室 『放射線ポケットブック』中部原子力懇談会 村上春樹や俵万智や谷川俊太郎には替えが効かないけれど、日本文壇や日本歌壇や日本詩壇における村上春樹や俵万智や谷川俊太郎的立ち位置には替えが効く。 企業内詩人の雇用 辻さん…

所以164

「◯◯は誰も傷つけない」はたまたま自分が傷ついていないだけ。生きるものは必ず誰かを傷つける。 小児性愛が誰かを傷つけても同性愛が誰も傷つけないという言説は、傷ついてはいけない人と傷ついてもいい人への差別を正当化するための修辞法だ。 だから寮生…

所以163

仕事で成績を挙げられる人と他人を管理できる人と組織の進む方向を考えられる人は別の才覚なのにそれを単一の体系で昇進させた管理職に担わせようとすると組織はおかしくなる。 ハーブタバコ、ニルドーシュ(バジル、リコリス、ターメリック、インディアンブ…

所以162

ᕱ୨୧ᕱ 由A、故B。Aであるので、それでBだ。介詞「由」 尾生與女子期於梁下、女子不來、水至不去、抱梁柱而死。(「盜跖」『莊子』) 荘子の尾生、好き。尾甲の祖かもしれない。 故曰:或勞心、或勞力;勞心者治人、勞力者治於人;治於人者食人、治人者食於人…

所以161

外因を排し内因をなんとかして見つけようとし、真因を外れ偽因をなんとかこしらえる組織。 組織における責任は擬制である。組織は問題が起きれば誰にも責任なんてないのに誰かに責任を押しつけることが必要、私も組織の一員なので組織のためなら責任を負う(…

所以160

「俺まちがったこと言っているか?」には「まちがってはいませんが、的外れです」と答える。 黄州好猪肉/價賤等糞土/富者不肯喫/貧者不解煮/慢著火少著水/火候足時他自美/毎日起来打一碗/飽得自家君莫管( 蘇軾、「食猪肉」) Güney Kore'de erkekler…

所以159

スペクタクルのなかにおいて絶対的に完遂されるものは、商品の物神化の原理であり、「感覚しうるけれども感覚を超えたさまざまなモノ」による社会の支配である。(ギー・ドゥボール、木下誠訳『スペクタクルの社会』ちくま学芸文庫) スペクタクルは貨幣のも…