以太以外

空の色尽きて一月一日に/以太

所以278

東京都実験区下北沢 漂流牛乳 Selahattin トルコ語でサラーフアッディーン、サラディン 謎語画題 ウィーナーによる「情報」の定義とは、個体が外界に適応しようと行動し たり、行動の結果を外界か らえる際に、個体が外界と交換するものの内容のことをさす。…

所以277

君たちに言おう。舞踏する星を産むことができるためには、自分の内に混沌を宿していなければならない。そうだ。君たちは自分の内にまだ渾沌をやどしている。(フリードリヒ・ニーチェ、森一郎訳『ツァラトゥストラはこう言った』講談社学術文庫) まだら牛 D…

所以276

芸術批評は二次的スペクタクルである。批評家とは, 自らの観客(スペクタトゥール)としての状態そのものをスペクタクルにして与える者である。( 「芸術の革命的評価のために」『ギー・ドゥボール全著作 1』水声社) 革命とは, 人々に生を「見せる」ことで…

所以275

(ニュージャージー州パターソンがイタリアのアナキストの亡命地と気づくのはアナキストだけだろう)究極Q太郎『散歩依存症』現代書館 パターソンが運転するバスに、ある日、1901年、市民に銃を向けたイタリア国王に憤慨し、殺したアナーキスト、ガエタノ・…

所以274

文学の主体性とは、文化的創造の主体の自由の延長上に、あるいは作品、あるいは行動様式による、その時、その時の、最上の成果へ身を挺することであるべきだからである。( 三島由紀夫「文化防衛論」『文化防衛論』ちくま文庫) 国民文化の再帰性と全体性と…

所以273

フォン ノイマンは, 機械は自己再製が可能であることだけでなく, 機械がそれ自身よりも複雑な機械を作り出すことが可能なことも証明した.(ウィリアム・パウンドストーン著、有澤誠訳『ライフゲイムの宇宙』日本評論社) ウラム「再帰的に定義した幾何学模様…

所以272

Non transiri posse ab uno extremo ad alterum extremum sine medio. 2C PRINT MAKER版ズレやインク滲み、レトロな二色印刷風 イランのインターネット遮断(デジタルブラックアウト)は、スターリンクへのアクセスを遮断するため、軍事ジャマーを配備するに…

所以271

謹賀新年、〈永遠のような一瞬姫始/以太〉 時局匡救事業と防遏 戦後政治史をとらえる上での亡霊としての内務省の重要性 内務省の裏庭で三日三晩にわたって公文書を燃やした「勤勉」な内務官吏(『内務省』講談社現代新書) モッセはまず、府県から町村まで…

西生ゆかり『パブリック』左右社

〈等身大パネルのような新社員/西生ゆかり〉この明喩感覚には嫉妬。〈バナナの皮バナナの如く反りゐたる/西生ゆかり〉実を喪っても皮だけでそのものであろうとする。〈パイプ椅子引くや花茣蓙やや歪む/西生ゆかり〉俗により歪められる聖である。〈内側の…

所以270

生命とは死なしには存在しえないが/死後を知るものはいない(城戸朱理「海のメタファー」『海洋性』思潮社) 何事も指示しえない暗喩が/影ばかりを深くする(城戸朱理「人生の正午」『海洋性』思潮社) 城戸朱理の用語としての「人生の正午」 今、一羽の鳥…

所以269

アメリカの成長の奇跡の鍵は、たった一つの要因にあった。それは新しいアイデアを受け入れることであり、それが才能を獲得するグローバル競争における覇権を可能にしたのだ。(リチャード・フロリダ、井口典夫訳『クリエイティブ・クラスの世紀』ダイヤモン…

所以268

自治体文化財団とは、自治体が出捐した文化芸術を専門に扱う団体である。文化振興財団とも呼ばれる。(松本茂章編『はじまりのアートマネジメント』水曜社) 官僚制の逆機能 しかしながら、全体としては「地域活性化」に流れやすい重力が、スポンサーが公的…

所以267

ジェイソン・アンダーソン Yeni Komünizm 新しい共産主義(トルコ語) 損害賠償制度に関する変更/書留郵便物、普通小包、保険付郵便物又は国際スピード郵便物に亡失、損傷等が発生した場合は、差出人さまが、自己の権利を受取人さまのために書面により放棄…

所以266

Evrensel、トルコ語 コール天は、織布、緯パイル糸を切るカッチング、染め、仕上げなど細かな分業により生産される。天龍社産地(静岡県磐田市、掛川市、袋井市、御前崎市)が日本の主力産地(日本唯一のコール天産地、存続が切実な課題 海外製にはない柔ら…

毬矢まりえ『妖精に注意』朔出版

〈花冷の昼映画館みなひとり/毬矢まりえ〉「みなひとり」の社会観がいい。〈小春日や臓器を持たぬぬひぐるみ/毬矢まりえ〉「小春日」が小気味良い。〈花ミモザ涙は数へらるる名詞/毬矢まりえ〉涙は数えられるという驚きがある。〈黄水仙ドールハウスのド…

西村和子『素秋』朔出版

〈花篝祇園の空の暮れきらず/西村和子〉木の花と人の花と。〈駅員の申し送りに燕の巣/西村和子〉のどかな田舎の、きっと単線の駅の景だろう。〈遮断機のぎくしやく上がり梅雨晴間/西村和子〉通れる道の開けたさまと、梅雨の雲の晴れ間と。〈隠れ棲む文士…

所以265

『パターソン』の大きな魅力は詩。つつましい日常の中で、時にそこから少し離れて詩が生まれる瞬間に静かなダイナミクスがある。劇中詩の多くを提供しているのが、NY派詩人のロン・パジェットです。(現代の詩人が惹かれ読み漁る、20世紀の素敵な詩人たち) …

所以264

撲飛 一部の批評家からは「偶然の拭き跡も作品の一部として残すべきだ」との声も上がっています。(美術館のボランティアスタッフが現代アートを“汚れ”と勘違いし、トイレットペーパーで拭き取る(台湾)) 「制作」あるいは「詩 (作) 」の意のギリシア語。 …

所以263

詩丼改2026年9月27日@浜松市 もはやスタッフと利用者の垣根もない。(『ただ、そこにいる人たち――小松理虔さん表現未満、の旅』認定NPO法人クリエイティブサポートレッツ) 表現未満とは、誰もが持っている自分を表す方法や本人が大切にしていることを、取…

所以262

〈太陽錠剤 ふしぎと青い地下室に閉じ込められていた頃のこと/丸田洋渡〉(『これからの友情』ナナロク社)夜の隠喩として。 〈水になったピアノを弾いて少しずつ元のピアノに戻してあげる/丸田洋渡〉(『これからの友情』ナナロク社)逆塚本邦雄 〈ハンカ…

対中いずみ『蘆花』ふらんす堂

〈門弟の一人に大き螢かな/対中いずみ〉誰でも弟子をとる覚悟とも。〈ぶらんこの鎖ごと抱きしめられて/対中いずみ〉痛いくらいに。〈汗の子の水槽に手をはりつけて/対中いずみ〉ピタッという音が聴こえそう。〈虹もまたこの波音が聴きたくて/対中いずみ…

所以261

しかし地理的な位置にかかわらず、一九九〇年代における社会的なものへの芸術の指向性――その顕著な特徴は、芸術の物的対象、アーティスト、そして鑑賞者の間に横たわる旧来の関係を打開しようという、共有された一連の欲求である。(クレア・ビショップ、大…

片山由美子『水柿』ふらんす堂

〈ポケットの中の銀貨の凍りつく/片山由美子〉布に覆われた、皮膚に近い、凍らないはずの銀貨も凍る、それほどの寒さということ。〈城濠を埋めつくしたる荻の声/片山由美子〉こういう句にときどきハッとさせられる。〈無花果に雨のにほひの残りをり/片山…

板倉ケンタ『一花一虫』ふらんす堂

〈臘梅を悪い薬のやうに嗅ぐ/板倉ケンタ〉顔をしかめたりして。〈はだれ野やあれはバブルの頃の文字/板倉ケンタ〉甘愁の句、雪舞う郊外、遠いラブホテルの景だろう。〈七人が水着に変はる昼の樹下/板倉ケンタ〉下に水着を着ていたのかな。〈咲かされてゐ…

所以260

Arkeofili、考古学マニアのサイト(トルコ語) Komün、トルコ政府からブロックされている革命サイト(トルコ語) 創作や芸術を商売にしている人はそれをやり続けないといけないけれど、商売ではなく趣味でやっている人はいつでもやめられる。だから趣味でや…

所以259

海南郡の長鼓峰古墳(5〜6世紀)、筑紫の豪族を埋葬? 石室は日本の九州の外海岸と有明海一帯で5~6世紀に造成された倭人貴族の石室墓と、構造はもちろん墓の内部への入口をふさぐ前に行われた祭祀の跡までほとんど同じだった。(朝鮮半島最大の古代の墓、開…

所以258

Alevi Gazetesi、アレヴィー派の新聞(トルコ語) Mezopotamya Ajansı、クルド人によるメソポタミア通信社(トルコ語) もしもクマの攻撃によって体の一部が取れてしまったら、病院に持ってきてほしいという。ポリ袋に入れたり、タオルで包んだりしてもいい…

所以257

遠江将棋名士鑑 AL KKA KI、碁盤を使ったおはじきのようなゲーム Εποχή / Epochi, Trabzon Gazetesi, 1918年から1921年にかけてトラブゾンで発行されたギリシャ語新聞「エポキ」。トルコ語訳 Bu çalışma yalnızca kaç kişi öldü, ne kadar yer yıkıldı gibi …

所以256

市民にローンを組ませる、借金をさせることは治安維持のひとつの手法、つまりなにかを所有したい欲望をかきたてる。 雨傘革命の初期は警察官が群衆へ帽子を脱ぐ場面もあった。それがだんだん暴力をふるうようになり(「乱世備忘」)、やがてなりふり構わず発…

市民的不服従のために必要な装備

デモ活動やバリケード封鎖や一揆に参加する群衆が持っていると便利だと思う用具を想像で列挙した。