以太以外

空の色尽きて一月一日に/以太

所以278

  • 東京都実験区下北沢

  • 漂流牛乳

  • Selahattin トルコ語でサラーフアッディーン、サラディン
  • 謎語画題
  • ウィーナーによる「情報」の定義とは、個体が外界に適応しようと行動し たり、行動の結果を外界か らえる際に、個体が外界と交換するものの内容のことをさす。(サイバネティクス
  • ・ビフォは「/」と題された論文を発表した。話はマリネッティと未来派から始まった。二〇世紀は「未来の世紀」であった。しかしそれも終わった。現在の局面は、もはや接続の時代ではなく連結の時代であり、そこに未来はもうない。サイバースペースは無限だが、サイバータイムはほとんど決定的にそうではない。(The Sadness of Post-Workerism. ポスト労働者主義の悲哀
  • 野上貴裕「シチュアシオニストの「日常生活」論
  • 潜在する無数のメディア── 社会センター運動のひらく未来
  • フェリックス・ガタリがボローニャのBifoらによる自由ラジオ「Radio Alice」を「文化台風の目」と呼んだのか
  • 文字や数字が書かれたカードを使い、組み合わせて「しりとり」のような遊び方をするもので10種類ほどのパターンがあったという。処分を受けた消防士長が自ら作って持ち込んだ。(自作ボードゲームを強要35時間、消防士長をハラスメントで停職処分
  • 詩人 菅原敏

  • ブルデューの場champ
  • 「文化的恣意」とは、それ自体が真理であるという客観的根拠は存在しないのに、あたかも絶対的・普遍的な真理であるかのごとく意味づけられ価値づけられた知識や教養のありようを指す。(石井洋二郎『ピエール・ブルデュー』水声社)
  • 象徴的暴力
  • つまりブルデューは、創造者の唯一性そのものを否定しているわけではなく、これを他の創造者たちとの相関性の網のなかに置き直し、関係論的な文脈のなかで客観的に位置確定することを通して、最終的には新たな形で再度浮上させることが狙いであると主張しているのである。(石井洋二郎『ピエール・ブルデュー』水声社)
  • こうした社会状況のなかで、文学や芸術は必然的に政治権力に従属していく。(石井洋二郎『ピエール・ブルデュー』水声社)
  • 権力場において小説がブルジュワ的人間関係と結びつきやすく、詩のほうはどうしても反社会的なジャンルとして見られがちであったという違いも、多かれ少なかれ影響していたのかもしれない。(石井洋二郎『ピエール・ブルデュー』水声社)
  • ↑ボヴァリー夫人裁判と惡の華裁判の明暗
  • 文学場の自律化のためのボードレールのアカデミー・フランセーズ会員立候補、もちろん落選
  • 象徴資本(評判や威信)(石井洋二郎『ピエール・ブルデュー』水声社)
  • 特にブルデュー一流の概念である「象徴資本」を文学・芸術に適用することによって名前が広く知られることを「正統性認定力の資本」としてとらえたところに。ブルデューのブルデューたるゆえんがあると言えるだろう。(石井洋二郎『ピエール・ブルデュー』水声社)
  • 芸術的年齢と前衛芸術家・化石芸術家。
  • 2012年に出版された彼の著作『蜂起』には、明確に今日の金融資本主義のアクターは、特定の個人、特定の企業、特定の国ではないと述べられている。彼によれば、わたしたちは抑圧を強いられつつ、けれども同時に、多かれ少なかれ、わたしたち自身がその抑圧のアクターであるという困難な状況にある。彼にとっての敵は、あくまでも金融資本主義であり、特定の民族や国家でないことは明らかだ。(【特別連載】杉田敦 ナノソート2021 #02「ドクメンタを巡るホドロジー(前)」

所以277

  • 君たちに言おう。舞踏する星を産むことができるためには、自分の内に混沌を宿していなければならない。そうだ。君たちは自分の内にまだ渾沌をやどしている。(フリードリヒ・ニーチェ、森一郎訳『ツァラトゥストラはこう言った』講談社学術文庫)
  • まだら牛 Der bunte Kuh
  • ああ、人間がもはやいかなる星も産まなくなる時が来る。ああ、自分自身をもはや軽蔑できない最も軽蔑すべき人間の時が来る。(フリードリヒ・ニーチェ、森一郎訳『ツァラトゥストラはこう言った』講談社学術文庫)
  • 善の人、正義の人を見るがいい。彼らが憎んでいる者は誰か。彼らの重んじる価値を記した石板を壊す者、破る者、破壊する犯罪者だ。――だが、その者こそ創造者なのだ。(フリードリヒ・ニーチェ、森一郎訳『ツァラトゥストラはこう言った』講談社学術文庫)
  • 創造者 der Schaffende
  • 斑牛町
  • 畜群 die Herde
  • 君たちは「敵」と言うべきであって、「悪人」と言うべきではない。「病人」と言うべきであって、「悪党」と言うべきではない。「愚か者」と言うべきであって、「罪びと」と言うべきではない。(フリードリヒ・ニーチェ、森一郎訳『ツァラトゥストラはこう言った』講談社学術文庫)
  • 私は、川の流れに面した手すりだ。私を摑むことのできる者は、摑むがいい。だが、私は君たちの松葉杖ではない。(フリードリヒ・ニーチェ、森一郎訳『ツァラトゥストラはこう言った』講談社学術文庫)
  • 血で箴言を書く者は、読まれることを欲しない。暗唱されることを欲する。(フリードリヒ・ニーチェ、森一郎訳『ツァラトゥストラはこう言った』講談社学術文庫)
  • 君たちが認識の聖者ではありえないとしても、せめて認識の戦士であってほしい。認識の戦士とは、認識の聖者の道連れであり先駆けである。(フリードリヒ・ニーチェ、森一郎訳『ツァラトゥストラはこう言った』講談社学術文庫)
  • 認識の戦士 Kriegsmann der Erkenntnis
  • 兵士なら、たくさんいる。私が見たいのは、たくさんの戦士だ。(フリードリヒ・ニーチェ、森一郎訳『ツァラトゥストラはこう言った』講談社学術文庫)
  • 君たちがもつべきは、憎しみべき敵であって、軽蔑すべき敵ではない。君たちは自分の敵を誇りとしなければならない。(フリードリヒ・ニーチェ、森一郎訳『ツァラトゥストラはこう言った』講談社学術文庫)
  • 世界は、新しい価値の発明者の周りを回転する。――この回転は目には見えない。ところが、民衆と名声は、俳優の周りを回転する。それが世の成り行きである。(フリードリヒ・ニーチェ、森一郎訳『ツァラトゥストラはこう言った』講談社学術文庫)
  • 市場と名声から、偉大なものはみな離れ去ってゆく。市場と名声から、新しい価値の発明者は昔から離れて住んでいた。(フリードリヒ・ニーチェ、森一郎訳『ツァラトゥストラはこう言った』講談社学術文庫)
  • RANGAI

  • 隣人への愛より高次なのが、遠人への愛、未来の人への愛である。(フリードリヒ・ニーチェ、森一郎訳『ツァラトゥストラはこう言った』講談社学術文庫)
  • よく使われる10万語

  • 善の人、正義の人には、用心することだ。彼らは、自分自身の徳を自分で発明する人びとを、十字架につけたがる。(フリードリヒ・ニーチェ、森一郎訳『ツァラトゥストラはこう言った』講談社学術文庫)
  • 自分は正しいと言い張るよりは、不正だと認めるほうが高貴である。ことに自分が正しい場合はそうである。ただし、そうするだけの豊かさをそなえていなくてはならない。(フリードリヒ・ニーチェ、森一郎訳『ツァラトゥストラはこう言った』講談社学術文庫)
  • 君たち、今日の孤独者、離脱者よ、君たちはいつか一個の民族となるべきだ。君たちはお互いどうし選び出し合って、そこから一個の選ばれた民族が生じるべきなのだ。(フリードリヒ・ニーチェ、森一郎訳『ツァラトゥストラはこう言った』講談社学術文庫)
  • われわれが最も理不尽な態度を取っている相手とは、われわれの気に食わない者たちではない。われわれの関心をまったく惹かない者たちである。(フリードリヒ・ニーチェ、森一郎訳『ツァラトゥストラはこう言った』講談社学術文庫)
  • そう、私は君たちから、百の古い言葉と、君たちの徳の最愛の玩具を奪ったようだ。君たちは、子どもが腹を立てるように、私に腹を立てている。(フリードリヒ・ニーチェ、森一郎訳『ツァラトゥストラはこう言った』講談社学術文庫)
  • 彼の敵、ならびに、唾や痰を吐く者たちに、彼はこう忠告する。「風に向かって唾を吐かないよう、気をつけるがいい」(フリードリヒ・ニーチェ、森一郎訳『ツァラトゥストラはこう言った』講談社学術文庫)
  • 勇気は最も優れた殺し屋だ。(フリードリヒ・ニーチェ、森一郎訳『ツァラトゥストラはこう言った』講談社学術文庫)
  • "Bonjour à tous, on espère que votre pensée fleurit librement."(Cinq amis d'un quartier près d'Avignon font des battles littéraires au pied de leur HLM. Leur compte cumule près d'un million d'abonnés. Et la BNF les a appelés.
  •  le club de lecture sait expliquer la portée et l’impact des titres et auteurs qu’ils évoquent en simplement quelques mots.(Geronymonstre, le club littéraire au pied des HLM)
  • ジェロニモによる近所の読書会
  • 下北沢の麒麟新聞
  • 韻システム

  • ここに私が来るには、時はまだ早すぎたのだ。(フリードリヒ・ニーチェ、森一郎訳『ツァラトゥストラはこう言った』講談社学術文庫)
  • 大いなる正午 der große Mittag
  • というのも、値段のついているものはすべて価値がないからである。(フリードリヒ・ニーチェ、森一郎訳『ツァラトゥストラはこう言った』講談社学術文庫)
  • 文化の寡占者possessorと文化の分配者disseminator
  • 永劫回帰 Ewig Wiederkehren
  • 鼯鼠之丞の聒聒兒漢詩會
  • まず「詩」と「金融」のパラレルな歴史に着目し、「言葉の世界」と「貨幣の世界」を相似形のものとして捉えるところから始まっている。「言語の過剰としての詩」と、「貨幣を過剰に抽象化した結果としての金融」はどう繋がっているのか。(フランコ・“ビフォ”・ベラルディ著『蜂起―詩と金融における』水声社2023.8.25発行
  • 詩こそが、略奪的なグローバル金融資本主義によって蝕まれた社会的身体を再活性化する。(フランコ・“ビフォ”・ベラルディ著『蜂起―詩と金融における』水声社2023.8.25発行
  • なぜなら、この古い神は、もはや生きてはいないのだから。神は死んだ。徹底的に(フリードリヒ・ニーチェ、森一郎訳『ツァラトゥストラはこう言った』講談社学術文庫)
  • 同情は、恥知らずだ。助けようとしないことのほうかわ、すぐ飛んで行って助ける同情の美徳よりも、高貴でありうるのだ。(フリードリヒ・ニーチェ、森一郎訳『ツァラトゥストラはこう言った』講談社学術文庫)
  • 「否、否、三たび否!」(フリードリヒ・ニーチェ、森一郎訳『ツァラトゥストラはこう言った』講談社学術文庫)
  • www.leftcom.org

     

  • アウトノミスモ
  • 「近代」を自称する建築様式に、私は一種の狂気性・暴力性を感じる。自然の湿り気や熱を欠いた無機物の巨塊が、非自然的な直線直角で加工され、土地の歴史・時間から切り離されて屹立する。(Yuki Nakanishi「建築、身体、儀礼空間」)
  • 神は死んだ。今やわれわれは欲する――超人が生まれることを。(フリードリヒ・ニーチェ、森一郎訳『ツァラトゥストラはこう言った』講談社学術文庫)
  • あなたがたの仕事、あなたがたの意志こそ、あなたがたの「隣人」にほかならない。(フリードリヒ・ニーチェ、森一郎訳『ツァラトゥストラはこう言った』講談社学術文庫)

所以276

  • 芸術批評は二次的スペクタクルである。批評家とは, 自らの観客(スペクタトゥール)としての状態そのものをスペクタクルにして与える者である。( 「芸術の革命的評価のために」『ギー・ドゥボール全著作 1』水声社)
  • 革命とは, 人々に生を「見せる」ことではなく, 人々を生きさせることてまある。( 「芸術の革命的評価のために」『ギー・ドゥボール全著作 1』水声社)
  • 批判されない日常とは, 文化と政治のひどく堕落した現行の形式を今も延長することを意味する。( 「日常生活の意識的変更のパースペクティヴ」『ギー・ドゥボール全著作 1』水声社)
  • われわれは, いたるところで, 支配的文化に対する革命的代案を提出せねばならない。今この瞬間に全体的展望なしに行われているあらゆる探求を調整しなければならない。( 「状況の構築とSI派の組織・行動条件に関する報告」『ギー・ドゥボール全著作 1』水声社)
  • 自己責任にはまず情報開示という前提がある。
  • Derinkuyu Yeraltı Şehri
  • 米国防総省や中東を管轄する米中央軍は、イラン指導部への精密攻撃において、Claudeを膨大な傍受データの解析や情報評価、標的の特定、および戦闘シナリオのシミュレーションの目的で利用したと報道されている。(米軍、イラン攻撃にアンソロピックのAI「Claude」を使用か
  • Dario Amodei, Machines of Loving Grace How AI Could Transform the World for the Better
  • http://info.cern.ch
  • ニューヨーク市警に逮捕された際の捜査書類を入手。バンクシーの本名は「ロビン・ガニンガム(Robin Gunningham)」で、手書きで署名した供述書も含まれていたという。(バンクシーの正体を特定 ロイター報道 手がかりは四半世紀前の逮捕

所以275

  • (ニュージャージー州パターソンがイタリアのアナキストの亡命地と気づくのはアナキストだけだろう)究極Q太郎『散歩依存症』現代書館
  • パターソンが運転するバスに、ある日、1901年、市民に銃を向けたイタリア国王に憤慨し、殺したアナーキスト、ガエタノ・ブレーシについて話す大学生が乗り込んでくる。(『パターソン』キャスティングに込められたジム・ジャームッシュの深謀遠慮
  • イタリア語の無政府主義新聞『la Questione Sociale』(ニュージャージー州パターソン)
  • 制度や評価のルールの設計を誤ると、普通の人でも合理的に不正に誘導されることがわかる。(「普通の社員」を「犯罪者」にしてしまう…かんぽ生命問題が証明した"インセンティブ設計"を誤った組織の末路
  • 幻闘棋 LITMASS Battle
  • スペクタクル的=商品的社会
  • L'oubli est notre passion dominante.
  • 心理地理学は, 意識的に整備されたものか否かにかかわらず, 地理的環境が諸個人の情動的な行動様態に対して直接働きかけてくる, その正確な法則と明確な効果の研究をめざすことになるだろう。(「都市地理学批判序説」『ギー・ドゥボール全著作 1』水声社)
  • 人類の文学と芸術の遺産は, その全体が, 旗幟鮮明なプロパガンダの目的で使用されるべきである。(「転用の使用法」『ギー・ドゥボール全著作 1』水声社)
  • 文化[culture] それぞれの歴史的瞬間において, 日常生活の組織化の可能性を反映し, 予示するもの。一つの共同社会が, その経済によって客観的に与えられている生活に反応する, 美的なものと感情と風習の複合体。( 「定義」『ギー・ドゥボール全著作 1』水声社)
  • 漂流の困難は自由の困難である。(「漂流の理論」『ギー・ドゥボール全著作 1』水声社)
  • ル・コルビュジエがはっきりと見てとったように, 輸送時間[=通勤時間]とは, いわゆる自由な生活時間をその分だけ切り詰める余剰労働のことである。(「交通に関するシチュアシオニストの立場」『ギー・ドゥボール全著作 1』水声社)
  • 前橋新聞 me bu ku
  • 「私に宣告を下されたあなた方のほうが、宣告を受ける私よりも、もっとおそれているのではないか」(ジョルダーノ=ブルーノ
  • Xalet del Catllaràs
  • イランの最高指導者رهبر
  • 情報筋の1人は、イスラエルがハメネイ師の遺体の写真を入手したと明らかにした。もう1人の情報筋は、公式発表の準備が進められていると述べた。(イラン最高指導者ハメネイ師の死亡を確認、イスラエル情報筋
  • モサド以外で誰がそんな事態で写真を撮れる?
  • 素人の乱と高円寺におけるパラゾミアの形成(翻訳/池田佳穂)

 

 

所以274

  • 文学の主体性とは、文化的創造の主体の自由の延長上に、あるいは作品、あるいは行動様式による、その時、その時の、最上の成果へ身を挺することであるべきだからである。( 三島由紀夫「文化防衛論」『文化防衛論』ちくま文庫)
  • 国民文化の再帰性と全体性と主体性( 三島由紀夫「文化防衛論」『文化防衛論』ちくま文庫)
  • 以上三つの再帰性、全体性、主体性による文化概念の定義は、おのずから文化を防衛するにはいかにあるべきか、文化の真の敵は何かという考察を促すであろう。( 三島由紀夫「文化防衛論」『文化防衛論』ちくま文庫)
  • かくて「文化を守る」という行為には、文化自体の再帰性と全体性と主体性への、守る側の内部の創造的主体の自由の同一化が予定されており、ここに、文化の本質的な性格があらわれている。( 三島由紀夫「文化防衛論」『文化防衛論』ちくま文庫)
  • 文化は自己の安全を守るというエゴイズムからの脱却を必然的に示唆する。( 三島由紀夫「文化防衛論」『文化防衛論』ちくま文庫)
  • ダイクストラ法 Dijkstra's Algorithm
  • かくて言論の自由は文化の全体性を支える技術的要件であると共に、政治的要件である。( 三島由紀夫「文化防衛論」『文化防衛論』ちくま文庫)
  • 静岡県西部の文化芸術系匿名掲示板「クリエイト浜松
  • OpenCiv3
  • Gazete Pan トルコ語
  • TeraPad
  • 言語はフラクタル構造を持つ。
  • 選挙小屋(valstuga )
  • Liqlid、液体民主主義のツール
  • 細胞の中に、全体を統制しているコントロールタワーのような部分は見つからなかった。精緻でありかつ完全無欠であるはずのプログラムなどは、どこにもなかった。(金重明『「複雑系」入門』ブルーバックス)
  • 生物の細胞の種類は、その生物の遺伝子の数の平方根にほぼ等しかったのである。(金重明『「複雑系」入門』ブルーバックス)
  • 魔法の種は、カオスの縁であり、創発なのだ。(金重明『「複雑系」入門』ブルーバックス)
  • 創発 emergenceはネットワーク形式でないと起きない。
  • 可能化は、演繹の言葉ではなく、歴史の言葉だ。どのような形で可能化が起こるかを事前に言い当てることは不可能であり、可能化が起こったときに、それを歴史として語ることができるだけだ。(金重明『「複雑系」入門』ブルーバックス)
  • 適応度地形
  • 複雑系には中心が存在しない。コントロールタワーのようなものはないのだ。(金重明『「複雑系」入門』ブルーバックス)
  • むしろアイディアの伝播は、イノベーションの伝播につながる。(金重明『「複雑系」入門』ブルーバックス)
  • ただ、複雑系が芸術的ともいえる創造を実現するとき、創発の瞬間は、アナキズムの理想に近いということは言えそうだ。(金重明『「複雑系」入門』ブルーバックス)
  • グラフ理論と隣接行列
  • 通常は、簡単のために3人の仲良しグループをもってクラスターという。(『「複雑ネットワーク」とは何か』ブルーバックス)
  • 三角形はクラスター
  • クラスター性は、人間関係に限らず、ネットワークにおいて普遍的な性質である。(『「複雑ネットワーク」とは何か』ブルーバックス)
  • 部分王国と部族大公
  • イタリアの経済学者パレートは、1896年に人々の富の分布がベキ則に従うことを発見した。(『「複雑ネットワーク」とは何か』ブルーバックス)
  • 冪分布
  • 性質の近い者同士がくっつくことは、内輪付き合いの原理であり、クラスター性を高める主因である。この性質をホモフィリー(homophily)と呼ぶ。(『「複雑ネットワーク」とは何か』ブルーバックス)
  • わたしたちは、無意識に、あるいは意識的に、ホモフィリーとヘテロフィリーのバランスのとれたネットワークを自分の周りに築いているのである。(『「複雑ネットワーク」とは何か』ブルーバックス)
  • 黒幕は、大衆を直接相手にするのではなく、自分とパワーが比較的近いがいくぶんパワーが小さい頂点に指令を出す。指令を受けた頂点は、最上位にいる黒幕ほどではないが大きいパワーを持つ。(『「複雑ネットワーク」とは何か』ブルーバックス)
  • 黒幕は、自分が大衆の前に出る危険を冒さず、パワーの小さい人を使ってネットワークを支配する。(『「複雑ネットワーク」とは何か』ブルーバックス)
  • エリート(黒幕)、ハブ、大衆
  • 圏論、圏と関手
  • 私が思うに詩は、この社会を覆って、くらませている誤解と偏見に一矢報いる技術のようなものではないだろうか。(究極Q太郎『散歩依存症』現代書館)
  • L’insurrection qui vient、『来たるべき蜂起』
  • « L’Insurrection qui vient », construction identitaire et alternative existentielle

所以273

  • フォン ノイマンは, 機械は自己再製が可能であることだけでなく, 機械がそれ自身よりも複雑な機械を作り出すことが可能なことも証明した.(ウィリアム・パウンドストーン著、有澤誠訳『ライフゲイムの宇宙』日本評論社
  • ウラム「再帰的に定義した幾何学模様」
  • コンウェイはフォン ノイマンの推論の方法を利用して, 自己再製可能な物体がライフゲイムで構成できることを証明した. (ウィリアム・パウンドストーン著、有澤誠訳『ライフゲイムの宇宙』日本評論社
  • 社會史盤 LITMASS
  • 宇宙より大きくなりぬ竈猫/久保純夫(『識閾』小さ子社)
  • Kamâlist Türk islam üstünlükçü faşizme göre Türkleşmek ve Müslümanlaşmak medenileşmektir.(https://www.threads.com/@daranislxii/post/DUBSda5DEp_
  • 猥雑になるところかな蝶番/久保純夫(『識閾』小さ子社)
  • 文化シミュレーター v1.4
  • ゾンビ盤
  • 刺青を移し終えたる螢草/久保純夫(『識閾』小さ子社)
  • なめくじら天皇制を統べており/久保純夫(『識閾』小さ子社)
  • 木犀の戀が生まれる腋毛かな/久保純夫(『識閾』小さ子社)
  • 旧字で新仮名という組み合わせの句集『識閾』
  • 一回りして妻となる寒卵/久保純夫(『識閾』小さ子社)
  • 白鳥の中でもあなた短気です/久保純夫(『識閾』小さ子社)
  • すなわち, 初期のCA理論は, 自らが活動しながら周囲と情報を交換し, そして, 自分と同じものを再生する過程を論理的に表現しようとしていた.(『セルオートマトン法』森北出版株式会社)
  • 1970年代におけるライフゲームの爆発的なヒット→ハッカーの登場
  • ノイマン近傍・ムーア近傍・マーゴラス近傍
  • Alınteriトルコ語社会主義ブログ
  • Yaşıyorum. Taraflıyım. Bu yüzden iştirak etmeyenlerden nefret ediyorum. Bu yüzden kayıtsızlardan nefret ediyorum.(Gramsci: “Kayıtsızlardan nefret ediyorum”
  • CA法は, 相分離, 蟻の歩く道, バクテリアのコロニー形成, 凝集, 溶岩の流れのシミュレーションなどに適用されている。(『セルオートマトン法』森北出版株式会社)

所以272

  • Non transiri posse ab uno extremo ad alterum extremum sine medio.
  • 2C PRINT MAKER版ズレやインク滲み、レトロな二色印刷風
  • イランのインターネット遮断(デジタルブラックアウト)は、スターリンクへのアクセスを遮断するため、軍事ジャマーを配備するに至った。(イラン、史上初の衛星インターネット遮断 スターリンクに「キルスイッチ」発動
  • 獅子鮟鱇詩詞
  • 境界を超える仕事、ハンガン
  • 死を殺す、死の回復
  • 古井由吉の「のべつ束ね、のべつこぼれるもの」としてのことば
  • Tokyo'nun Son Çocukları - Yoko Tawada 多和田葉子『献灯使』
  • 多和田葉子謄写版同人誌『神様の武装』300円・限定40部
  • 反政府デモが続くイランで近距離無線を使った連絡アプリ「Bitchat(ビットチャット)」の利用が急増している。(イラン、ネット不要の連絡アプリ利用15倍に急増 デモを組織化
  • ZOO ZONE、をかべまさゆき
  • FIFAランキングとは別に、代表チームの強さを測る「World Football Elo Ratings」という指標がある。チェスのプレイヤーでもあった物理学者アルパド・エムリック・イロ氏が考案した計算式をフットボールに当てはめたもので、相対評価によって実力を表すために使用される。(FIFAランクより正確とも 「Eloレーティング」では日本は16位 モロッコ、イタリア、ベルギーよりも上
  • World Football Elo Ratings
  • フロレンスキイの考えにおいては、幾何学的一貫性に基づいた記述であるということが、記述された旅の現実性を保証しているということである。(細川瑠璃『フロレンスキイ論』水声社
  • ユークリッド空間として一貫性をもつダンテ『神曲
  • ユークリッド空間と逆遠近法
  • 演劇の舞台美術由来の遠近法
  • フロレンスキイの考えでは、ルネサンスに際立った発展を見せた遠近法は、ルネサンスの人間中心主義、人文主義という標語に反して、実際には人間の、世界からの自発的疎外である。(細川瑠璃『フロレンスキイ論』水声社
  • フロレンスキイは言葉に身体性を認め、〈形〉として扱っている(細川瑠璃『フロレンスキイ論』水声社
  • フロレンスキイは、音素と形態素は言葉の身体、意味素は言葉の霊魂・エネルゲイア的要素だとする。
  • 意味素はコードか?
  • フロレンスキイが線遠近法を批判するのは、記述方法である線遠近法が、ユークリッド幾何学的な記述方法である、つまり、均質で、等向的で、無限で、曲率が0である等の特徴を持つユークリッド空間を記述する方法であるにもかかわらず、その遠近法の対象となる生きた世界は、非ユークリッド的な空間であるという、記述と記述される対象との不一致にある。(細川瑠璃『フロレンスキイ論』水声社
  • 幾何学は力の場によって決定され、力の場は幾何学によって決定される。(細川瑠璃『フロレンスキイ論』水声社
  • フロレンスキイの思想においた、もう一つの世界、天上的世界のは、地上から見れば逆向き、反転した世界なのであって、その世界への移行も反転によってなされる。(細川瑠璃『フロレンスキイ論』水声社
  • フロレンスキイの天動説
  • フォン・ノイマン近傍は4近傍、ムーア近傍は8近傍
  • そのような数学的世界観とは、具体的にどのようなものであるか。それは、不連続性が連続性に優越し、不連続性こそが世界の基礎であると見做す考えのことである。(細川瑠璃『フロレンスキイ論』水声社
  • フロレンスキイの「数の同一」
  • フロレンスキイの考えでは、「死んでいる」事物を種・類の同一/区別のもとで捉えることはできても、「生きている」人格、リーチノスチに対してはただ数の同一/区別が適用できるのみである。(細川瑠璃『フロレンスキイ論』水声社
  • 死を怖れるのは個を喪うからだろう。
  • フロレンスキイの見解では、人間と世界とは相互に反映し合い、相互に実体的な影響を与えうる関係にある。(細川瑠璃『フロレンスキイ論』水声社
  • 季語は逆遠近法かも。

所以271

  • 謹賀新年、〈永遠のような一瞬姫始/以太〉
  • 時局匡救事業と防遏
  • 戦後政治史をとらえる上での亡霊としての内務省の重要性
  • 内務省の裏庭で三日三晩にわたって公文書を燃やした「勤勉」な内務官吏(『内務省講談社現代新書
  • モッセはまず、府県から町村までの各レベルへ国の行政事務を分任し、これを住民代表が自らの問題として無給で引き受けることを「自治」と位置づけた。(『内務省講談社現代新書
  • 大学で文学を専攻した人物を演劇検閲官として雇うようになっていく。(『内務省講談社現代新書
  • こうした議論の背後には、貧困に陥った本人が、働き、貯蓄をするという努力を怠っているからだという考え方があった。裏を返せば、勤勉に働き、貯蓄につとめていれば、かならず成功するはずだという考え方が、近代日本の形成期には広まっていたのである。(『内務省講談社現代新書
  • 内務官僚・井上友一の救貧制度、「貧困を生まないような精神の土壌を作ること(「風化」)が最上位に置かれる。
  • 風化>防貧>救貧が井上友一の救貧制度
  • 大正デモクラシーとは、自明視された国家の至高性への問い直しと政府の統制外にある公共空間としての社会への関心
  • 〈ヘッドフォン・ステレオを聴く この家にもうだれもいないことに気づいて/加藤治郎〉(「サニー・サイド・アップ」『加藤治郎アンソロジー1』書肆侃侃房)
  • ↑逆に、の歌
  • ベトナム古典詩協会/ベトナム唐律詩協会Hội Thơ Đường luật Việt Nam
  • 新季語
  • ミニ大区分ゲーム、郵便
  • ポエム・イン静岡2026、1月25日、静岡県男女共同参画センターあざれあ502
  • オープンミーティング「はなしてみる」、2月1日(日)14時〜、鴨江アートセンター301
  • 個々の諸人格の方が絶対的根源性をもつか諸人格の一体性の方が原初的かで、ロシア哲学は人格主義と霊的共同体とに分かたれる。
  • 全と個に関するフロレンスキイ思想の〈形〉
  • 時間の石化、過去と未来の時間が共在する逆遠近法
  • 逆遠近法はイコンであり日本画なのかも。
  • 第二回くわだてとたくらみ賞

西生ゆかり『パブリック』左右社

等身大パネルのような新社員/西生ゆかり〉この明喩感覚には嫉妬。〈バナナの皮バナナの如く反りゐたる/西生ゆかり〉実を喪っても皮だけでそのものであろうとする。〈パイプ椅子引くや花茣蓙やや歪む/西生ゆかり〉俗により歪められる聖である。〈内側のやうな外側捕虫網/西生ゆかり〉アーモンドチョコレートじゃないけれど、でもどちらでも機能する。〈百円で買える光や夏祭/西生ゆかり〉こどもが好きなやつ。〈噴水が天使に戻りかけてゐる/西生ゆかり〉美しく広がるさまだ。〈蜻蛉飛ぶ蜻蛉の中が狭すぎて/西生ゆかり〉この発見、脳がうごく。〈鉄板に餃子の皮やクリスマス/西生ゆかり〉街っぽい。〈全員サングラス全員初対面/西生ゆかり〉奥ゆかしい。〈鍋焼やもうすぐ終はる資本主義/西生ゆかり〉具を持ってこない人も食べられる。〈白シャツや一人称の入れ替はる/西生ゆかり〉私→おいらだろう、たぶん。〈冷蔵庫と壁の間にずっと居る/西生ゆかり〉涼しいし落ち着く。〈避妊具は出来損なひの熱帯魚/西生ゆかり〉道理でときどき動き出すのか。〈どの塔も天に届かず糸蜻蛉/西生ゆかり〉未踏なりけり。〈水仙や無言電話に息少し/西生ゆかり〉ほのかに生を感じる初春である。〈夜出せば明日の手紙や柘榴の実/西生ゆかり〉いつの昔か速達か。〈両耳はとはに出会はず水の秋/西生ゆかり〉耳を澄まして水も澄んでゆく。〈音楽のはじめは無音冬の水/西生ゆかり〉音は水という感覚。〈髪洗ふ眼に海を育てつつ/西生ゆかり〉生きているから。

蘭鋳に生まれて意味が分かりません/西生ゆかり

 

 

 

 

所以270

  • 生命とは死なしには存在しえないが/死後を知るものはいない(城戸朱理「海のメタファー」『海洋性』思潮社
  • 何事も指示しえない暗喩が/影ばかりを深くする(城戸朱理「人生の正午」『海洋性』思潮社
  • 城戸朱理の用語としての「人生の正午」
  • 今、一羽の鳥が子午線を超えた(城戸朱理「真昼の覚醒」『海洋性』思潮社
  • 「あらゆるひとびとが、すべて詩人である時代がやつてきた」1953年8月。全日本損害保険労働組合情宣部が発行した「心に未来を 全損保詩集」は、こんなメッセージを掲げている。(詩をつくる労働者たち 時代に染み通った「機械のなかの青春」
  • 文化こそが、人が人の生存のためにつくり出した適応装置だという事実を確認する必要があるように思う。(北山忍『文化が違えば、心も違う?』岩波新書
  • 文化とは、慣習と常識の複合体で、この複合体はしばしば生態条件に裏打ちされている。(北山忍『文化が違えば、心も違う?』岩波新書
  • 遺伝子が文化によって淘汰されている。
  • 文化は学習されるものである。たとえば、日本人として育つと、その文化にある慣習や常識を学習する。(北山忍『文化が違えば、心も違う?』岩波新書
  • 文化とは当該の生態環境に対応した「生き方」、つまり、慣習とそれに関わる常識の複合体のことである。(北山忍『文化が違えば、心も違う?』岩波新書
  • Orhan Veli、トルコの詩人
  • 誤記からChatGPTが読み取った思想コア「文化は、誰かが無名のまま続けた行為の総体である」

  • トルコ弓yay、Geleneksel Türk Yayı ・Osmanlı Yayı
  • bakkal、トルコの地域密着型雑貨食料品店
  • 牧民官としての内務官僚
  • 洞木に言わせれば、明治開国以来、その存在を嘲笑してはならない集団は二つしかない。二・二六決起将校と、大東亜戦争中の一部の内務官僚だ。将校達はその純粋さ、官僚達は、戦争勃発当時からすでに敗戦後のシミュレーションをやっていたというその優秀さ、においてだ。(村上龍『愛と幻想のファシズム(下)』講談社文庫)
  • 圧力はかけながらも、選挙管理事務は比較的誠実に実施されたことは特筆してよいだろう。(『内務省講談社現代新書
  • しかし狩猟社のフィールドには、社会的なものは、何一つとして存在しないのだ。(村上龍『愛と幻想のファシズム(下)』講談社文庫)
  • ミクロなレベルでの「ファシズムの練習」としての地方文化行政とクリエイターの癒着
  • komunトルコ語
  • 新潟の萬代橋の落書きの件についての吉樂蕗さんの意見を読めば読むほどアートと落書きの違いが描いた人ありきでしかない。
  • dörtlük(トルコ語四行詩)、韻はuyakもしくはアラビア語由来のkafiye
  • 平韻 (Düz Kafiye): aaaa または aaab
  • 民謡韻(Mâni Tipi Kafiye)はaaba
  • mâniはkoşaとも。
  • 交差韻 (Çapraz Kafiye): abab  
  • ​抱擁韻 (Sarma Kafiye): abba
  • Yarım kafiye(半韻)母音1つだけ一致(例:a / e)
  • Tam kafiye(完全韻)2音以上一致、savaşとyaş
  • Zengin kafiye(豊韻)3音以上一致、yaprakとağlayarak
  • Cinaslı kafiye(語呂韻)同音異義語を使う韻(民謡に多い)
  • 視覚韻。日本語だと暮と魯、墓と基とかかな。
  • 沖縄のさし草

所以269

  • アメリカの成長の奇跡の鍵は、たった一つの要因にあった。それは新しいアイデアを受け入れることであり、それが才能を獲得するグローバル競争における覇権を可能にしたのだ。(リチャード・フロリダ、井口典夫訳『クリエイティブ・クラスの世紀』ダイヤモンド社
  • 経済的な観点からすれば、クリエイティビティは資本の一形態である。(リチャード・フロリダ、井口典夫訳『クリエイティブ・クラスの世紀』ダイヤモンド社
  • クリエイティブ資本
  • 私の理論において最も見過ごされがちでありながら、いちばん重要なポイントは、すべての人間はクリエイティブであるという点である。(リチャード・フロリダ、井口典夫訳『クリエイティブ・クラスの世紀』ダイヤモンド社
  • クリエイティブ・クラスの概念は、したがってエリート主義でも排他的でもない。事実、私は主に「知識労働者」「情報社会」「ハイテク経済」という概念に対する個人的な不満の結果として、これを創出したのである。(リチャード・フロリダ、井口典夫訳『クリエイティブ・クラスの世紀』ダイヤモンド社
  • クリエイティビティこそ、社会を平等にするツールである。(リチャード・フロリダ、井口典夫訳『クリエイティブ・クラスの世紀』ダイヤモンド社
  • 社会は少数の才能に関心を示す一方で、より多くの人びとのクリエイティブな可能性については無視している。(リチャード・フロリダ、井口典夫訳『クリエイティブ・クラスの世紀』ダイヤモンド社
  • なぜクリエイター界隈は文芸ジャンルをクリエイターから排除したがるのか?
  • 人間のクリエイティビティの壮大な集合体は巨大な生態系であり、あるタイプの特性がほかを補完したり、ほかと共生したりすると考えられるからである。(リチャード・フロリダ、井口典夫訳『クリエイティブ・クラスの世紀』ダイヤモンド社
  • ↑群衆によるネットワーク
  • 基本的な考え方を三つにまとめよう。クリエイティビティは現代の最も重要な富の源泉であり、人間一人ひとりかわクリエイティブであり、あらゆる場所がクリエイティブな仕事に関わることに価値を置くものとする。(リチャード・フロリダ、井口典夫訳『クリエイティブ・クラスの世紀』ダイヤモンド社
  • 全労働者の七割をも占める非クリエイティブ・クラスの労働者は、やりがいのあるクリエイティブな仕事をする機会を与えられたことがない。私たちは、結局のところ、巨大なクリエイティブ資本の蓄積機会を活用しないまま、封印しているのである。(リチャード・フロリダ、井口典夫訳『クリエイティブ・クラスの世紀』ダイヤモンド社
  • 多文化共生社会の方針に反する浜松クリエイター・ファシズムというありかた
  • 二十世紀的な隠喩は崩壊する/危機的な状況においては/合理主義の亀裂から/民族的な習俗がよみがえったりもする(城戸朱理「国境」『火山系』思潮社
  • 墜落が主題であるかのように/海岸に猛禽類が堕ちてくる(城戸朱理「遊星のように」『火山系』思潮社
  • 自律神経がざわつくと/地上は死んだ比喩に覆われて見えなくなる/言葉には余計なものが積み重なっていくので/ときどきは、詩で洗わなければならない(城戸朱理「死んだ比喩」『火山系』思潮社
  • Pekmez、グレープモラセス・ぶどう糖
  • 祝福に飽きてニヒリストになった人がプロパガンダ的宣伝を扱える。
  • 攻撃しつづける狩猟社宣伝局

 

 

所以268

  • 自治文化財団とは、自治体が出捐した文化芸術を専門に扱う団体である。文化振興財団とも呼ばれる。(松本茂章編『はじまりのアートマネジメント』水曜社)
  • 官僚制の逆機能
  • しかしながら、全体としては「地域活性化」に流れやすい重力が、スポンサーが公的機関であることと、官僚的な文章術によって、生じてしまう。(藤田直哉編著『地域アート 美学/制度/日本』堀之内出版)
  • アートプロジェクトを主催する3パターン↓
  • A.行政主導のアートプロジェクト、B.地域住民や関係者が企画するボトムアップ型のプロジェクト、C.アーティスト自身が新しい表現を目指し、既存の施設を飛び出して行うアートプロジェクト
  • 静岡県浜松市詩丼はどちらかというとCかな。ボトムだけどアップしていない、ボトムのまま
  • 1つは消費者のニーズは、製品という物体そのものではなく、その製品を消費したときに得られる便益で満たされるからである。(松本茂章編『はじまりのアートマネジメント』水曜社)
  • アートマネジメントと社会教育士
  • アートマネジメント人材は「アートの人」である必要はない。文化施設や文化芸術団体を経営するとともに、行政とタフな交渉を重ね、市民らと連携し、企業などの民間から寄附を集める。こうした総合的な能力が問われる。(松本茂章編『はじまりのアートマネジメント』水曜社)
  • 「地域アート」とは、ある地域名を冠した美術のイベントと、ここで新しく定義します。/「地域アート」は、「現代アート」から派生して生まれた、新しい芸術のジャンルです。(藤田直哉編著『地域アート 美学/制度/日本』堀之内出版)
  • 地域アート Community-Engaged Art Project
  • 物質としての作品よりも、そのような「関係性」それ自体の快楽が「美」として認識されているかのようである。(藤田直哉編著『地域アート 美学/制度/日本』堀之内出版)
  • 彼らは、とても素直なのである。だからこそ、本格的に「美」について構造が変動しているのではないかと考えざるを得なかった。/後述するように、これらの元になっている考え方が、カウンターとして打ち出された時には斬新なものであったと推定される。だが、それらの批評性が正しく認識されないまま、のっぺりと広がっていくような現状に、危惧を覚える。(藤田直哉編著『地域アート 美学/制度/日本』堀之内出版)
  • アートは、このように、コミュニケーションの生成に関わるものへと変化しようとしている。(藤田直哉編著『地域アート 美学/制度/日本』堀之内出版)
  • ビショップの批判を大胆に要約するとこうなる。関係性の美学はマイクロ・ユートピアの傾向、すなわち、内輪で盛り上がっているだけで排除的な傾向がある。美術の制度などにある程度適応している人間などの「関係」でしかなく、スラムやゲットーに住んでいる人との「関係」は排除されているのではないか、と(藤田直哉編著『地域アート 美学/制度/日本』堀之内出版)
  • ↑クリエーター・ファシズムとマイクロ・ユートピア浜松市のクリエイターから排除された文芸人・文化人やオタク的な人々
  • この会話で腑に落ちたのは、関係性の美学が、マイクロ・ユートピアすなわち「安定した調和的な共同体のモデル」を志向しているという点である。(藤田直哉編著『地域アート 美学/制度/日本』堀之内出版)
  • 真に問題なのは、歴史の中で発展してきたこのような芸術の伝統や理論を、相も変わらぬ日本の地方都市的なものが簒奪し、かなり自分の都合の良い場所だけ恣意的に抜き出し、自己肯定的に使い始めていることなのだ。(藤田直哉編著『地域アート 美学/制度/日本』堀之内出版)
  • このようなアートプロジェクトが、批評など他者からの言葉を排除しがちである傾向があることもまた指摘されている。(藤田直哉編著『地域アート 美学/制度/日本』堀之内出版)
  • しかし、現在の地域アートはそうではなかった。そこは「批評」が勝利し、「王」になれる世界ではない、むしろここでの「王」は「当事者」と「地域」である。あるいは「王」が廃絶された、民衆たちの民主主義がユートピア的に実現している(という錯覚がある)のかもしれない。(藤田直哉編著『地域アート 美学/制度/日本』堀之内出版)
  • ひとまずまとめると、関係性の時代の芸術において「大きい関係性」を扱う傾向を持っているのが「地域アート」であり、「小さな関係性」を扱うのが「友達アート」であるとここで仮に定義することにしよう。(美術手帖友達アートの射程 じゃぽにか論①」)
  • ここで奥村の想定する「友達」が、日常言語における「友達」と異なっているのは、(その告知をあらかじめ知っていた者に限定されるとはいえ)、それがほぼオープンな状態であるという点である。知らない人でも「友達だと思う人」は参加できるということは、勝手に友達だと思い込んで参加する人間の出現可能性を排除していない。これは明らかに、通常の「友達」とは異なる。むしろ、奥村はここでこれまでのよくある「友達アート」における「友達」概念を改変することをこそ行おうとしているようだ。(美術手帖友達アートの射程 じゃぽにか論①」)
  • ↑友達の再定義、オープンな友達かクローズドな友達か
  • それと似たような意味で地域の滅亡の際の鎮痛剤として芸術が機能すればそれでよいという覚悟の上で、芸術を再定義しているのだとすると、北川フラム個人の芸術観を単純に否定はできない。(藤田直哉編著『地域アート 美学/制度/日本』堀之内出版)
  • 鎮痛剤としてのアート、しかし鎮痛剤以上のものをアートに期待するならば叛逆の政治思想と芸術と社会とを連関させなければならない。かつて全共闘以後の日本ができなかったことを。
  • 新しい世界の可能性を開示することで、根本的に別種の政治の可能性を提示することが、芸術にしかできないことではないか。政治思想や社会の動向に随伴し、既存の権威を用いて自己正当化することは、美術固有の存在価値を毀損しているのではないか。(藤田直哉編著『地域アート 美学/制度/日本』堀之内出版)
  • 世界を全的に変えてしまうアートの鮮烈な力を活かす。
  • 藤田 地域主義はグローバリゼーションの付随現象として誕生しなおしている。一般的に、全世界的にグローバリゼーションが遍在し、その反動として民族主義ナショナリズムが昂揚しています。(藤田直哉編著『地域アート 美学/制度/日本』堀之内出版)
  • 星野 たとえば、毎日厳しい労働を強いられている人間がふとある詩を読み、そこから自分も新たに何かを創造するということがありえる。ここには、制作者と鑑賞者の直接的なコミュニケーションが存在するわけではないですね。むしろこうした出来事が起こりうるのは、「作品」を媒介として三者のあいだに「距離」が存在しているからです。こうした既存の社会関係を宙吊りにする力を、ランシエールは芸術作品の本当の潜勢力だとみなしています。(藤田直哉編著『地域アート 美学/制度/日本』堀之内出版)
  • ↑星野太
  • 星野 ある種の巨大な流れが情念的に形成されていくときに、水を差していったり、違う見方があると指摘するような、批評の営みには、ファシズム的な空気に抵抗する部分もあります。(藤田直哉編著『地域アート 美学/制度/日本』堀之内出版)
  • つまり、アートプロジェクトは、二〇〇〇年代を通して、その社会性が可視化されると同時に、その批評性の弱さによって特徴づけられるようになったと言えるだろう。(藤田直哉編著『地域アート 美学/制度/日本』堀之内出版)
  • 田中 僕は、正直なところ、日本のなかでは「美術」という制度自体がなくなってしまってもいいんじゃないんだろうかと、どこかで思っています。(藤田直哉編著『地域アート 美学/制度/日本』堀之内出版)
  • 田中功起
  • 田中 「アート」には興味がない、でも「アーティスト」になりたいという人はいて、そういう人がいなくなって、むしろ本当に作りたい人たちが表面化していくわけだから、いいことだと思う。やっとそういう人たちが見えてくる状況になる。(藤田直哉編著『地域アート 美学/制度/日本』堀之内出版)
  • 藤井 ゼロ年代に入ると、地域アートを推進する人たちが創造都市論を引き合いに出してきたじゃないですか。地域再生の鍵は工場の誘致ではなく、創造的な社会集団を地域にどう誘引するかといった議論です。(藤田直哉編著『地域アート 美学/制度/日本』堀之内出版)
  • ↑藤井光
  • 創造から生成へ
  • 都市において、比較的低所得者層の居住地域が再開発や文化的活動などによって活性化し、結果、地価が高騰すること。(ジェントリフィケーション
  • Gentrification
  • アーティスト達がいい感じに文化度を上げた結果オシャレなカフェやギャラリー、ブランドが集中するようになり地価が高騰し、アーティスト達は近隣地域に移っていくという流れが発生し、その後もその流れは続いてベルリンが飽和すると近隣の地方に第二第三のベルリンと呼ばれる場所が生まれています。(https://www.threads.com/@sankakudo1026/post/DSPv2hFEgFP
  • 経済的に苦しくなったアーティストやアーティスト志望の人が物理的な移動ではなくデザインなどより経済にコミットしやすい方向に移行していっている傾向があるように思えます。(https://www.threads.com/@sankakudo1026/post/DSPv2hFEgFP
  • アーティストやクリエイター、近隣地方の行政はそうした流れを見てきているので、アーティスト・クリエイター側は自分達で自分達の首を絞めないように色々試みたり、行政側はジェントリフィケーションを上手く起こそうとしつつアーティストやクリエイターがジェントリフィケーションによって排除されないセーフティも作ったりなど色々工夫をしているようでした。(https://www.threads.com/@sankakudo1026/post/DSPw10mkolc
  • Sait Çetinoğluトルコ語、トルコの独立研究者

所以267

  • ジェイソン・アンダーソン
  • Yeni Komünizm 新しい共産主義トルコ語
  • 損害賠償制度に関する変更/書留郵便物、普通小包、保険付郵便物又は国際スピード郵便物に亡失、損傷等が発生した場合は、差出人さまが、自己の権利を受取人さまのために書面により放棄した場合に限り、受取人さまが賠償金を請求する権利を有することと変更されます。(新万国郵便条約の施行に伴う国際郵便サービスの一部変更について
  • かく孤独を自分一人の問題とせず、人間すべての問題とし、更に生物すべての問題として感得しておるところに杜甫の特色があるといえよう。(斯波六郎『中国文学における孤独感』岩波文庫
  • 轉蓬=回転草 tumbleweed
  • 李白の不遇
  • 不遇とは、才能に相当する地位が与えられないことである。(斯波六郎『中国文学における孤独感』岩波文庫
  • 太乙膏はカレーのにおい
  • すなわち中立性とは、デリケートな問題について沈黙を通すことを意味するのではない。諸民族間の融和に役立つすべての事柄について、大会の場で怖めず臆せず議論することを意味するのである。(ウルリッヒ・リンス『危険な言語』国書刊行会
  • ただの道具である言語に、中立も危険もないのだけれど、危険を見出そうとする人もいる。
  • korespiond-i 文通する。korespondo 文通
  • 度を越したスターリン主義について、外国人文通相手に包み隠さず書く勇気の持ち主は、どうやら少なくなかったようだ。(ウルリッヒ・リンス『危険な言語』国書刊行会
  • ムッソリーニ治下のイタリアは長らく、中立主義運動の主張を支える根拠でありつづけた。極端なナショナリズム政権下でもエスペラントが存続できる、という主張である。(ウルリッヒ・リンス『危険な言語』国書刊行会
  • エスペランティストに対する迫害は、知る人ぞ知る宝の山、すなわちエスペラントについて教えてくれる。エスペラントが誕生の瞬間から、近代コスモポリタン主義の表現手段として、政治家が賛同したがらない種類の欲求を代弁してきたことを。(ウルリッヒ・リンス『危険な言語』国書刊行会
  • けれどもエスペラントは、ほとんど生まれた直後から敵意に直面しなければならなかった。(ウルリッヒ・リンス『危険な言語』国書刊行会
  • agosトルコ語
  • 朴玟奎 박민규
  • 失郷民 실향민 、韓国語という日本語とは違う漢字体系の国で
  • 文以載道、朝鮮儒教における文のありかたとしての啓蒙
  • 日刊ベストストア(イルベ 일베)
  • 啓蒙から疎通へ
  • 疎通の困難さと脱構築

所以266

  • Evrenselトルコ語
  • コール天は、織布、緯パイル糸を切るカッチング、染め、仕上げなど細かな分業により生産される。天龍社産地(静岡県磐田市掛川市袋井市御前崎市)が日本の主力産地(日本唯一のコール天産地、存続が切実な課題 海外製にはない柔らかさをアピール
  • 明明上天/照四海兮/知我好道/公來下兮/公將與余/生羽毛兮/升騰青雲/蹈梁甫兮/觀見三光/遇北斗兮/驅乘風雲/使玉女兮(淮南操)
  • 見乞兒與美酒/以免破屋之咎
  • 令和人文主義は人文知や教養を商品として上から下へ販売し、擬似知識人の量産による階層化をもたらす。
  • 群衆たる一般市民が代議士やクリエイターへ政治や芸術を代行させることなく社会に自ら参画するための知識を配布する、有機的知識人による令和グラムシ主義へ。
  • Un’approfondita ricerca genealogica mostra che la nonna materna di Antonio Gramsci ha sposato il fratello di una bisarcavola, ossia una nonna di una bisnonna, di Giorgia Meloni. Ma procediamo con ordine.(L’inaspettato legame familiare tra Meloni, Letta e Gramsci
  • アントニオ・グラムシの母方の祖母は、ジョルジャ・メローニの曽祖母の兄弟、つまり曽祖母の祖母と結婚していた?
  • グリズリーは代謝作用で発情する。俺達は大脳で発情する。(村上龍『愛と幻想のファシズム(上)』講談社文庫)
  • 吾所以有大患者、爲吾有身。及吾無身、吾有何患。(老子
  • 吉田一穂の史前領土
  • 琵琶湖畔長浜のラリルレロ書店の詩人、武田豊
  • ③令和人文主義「(こいつら、めんどくせー)わーい、“知”って楽しいー⇒(若手)20代以上のクリエイターや在野研究者やビジネスマンなど(世界一わかりやすい「令和人文主義」入門
  • ニクトグラフ nyctograph
  • Introducing the Hipster PDA、Parietal Disgorgement Aid、頭頂部嘔吐補助器としての情報カード
  • 短歌時評「短歌の主体」、作中主体からあいだの主体へ
  • 固時俗之工巧兮(離騒)
  • 饒舌rapping:暗語・俗語・俚語、詞(content)・腔(flow)・吐(delivery)
  • 静岡サイファ自閉症と共に生きるラッパーとして注目され、Youtubeにアップされた楽曲「人間失格」で脚光を浴びたGOMESSが立ち上げた静岡サイファー。(日本中で勃発!最近話題のフリースタイルラップ「サイファー」とは!?
  • 秦末漢初になると、「時」とか「天」とかの責任であることを自分に言い聞かせて、それを歎くよりも、むしろそれによってあきらめるという気持があらわになった。(斯波六郎『中国文学における孤独感』岩波文庫
  • 項羽の「時不利」「天之亡我」、理法的な「時」「天」
  • 上品無寒門/下品無勢族(晋書)
  • 下品は仏教以前からある身分制の用語だよ。
  • 塊(つくねん)
  • 要するに左思の孤独感は、「地勢」の不利を意識せるところから来たものであった。この「地勢」の不利の意識は、すなわち当時の社会の階級差に対する反抗意識であるといい得よう。(斯波六郎『中国文学における孤独感』岩波文庫
  • 鮑照において、左思と同じく、家柄の卑賤を思い起こすことによってやるせない孤独の情を慰めようとしていたことを見るとともに、左思にはなかった、自己の性格を思い起こすことによって孤独を慰めようとしていたことが見られるからである。(斯波六郎『中国文学における孤独感』岩波文庫
  • 我既不狂、難以獨立,比亦欲試飲此水(袁粲「妙徳先生伝」)
  • ところが、一度自覚したが最後、生きておる限り、どうにも免れようのない孤独感が二つある。その一つは生命のはかなさの歎きから来るものであり、もう一つは、人間は所詮一人一人のものだと意識するところから来るものである。(斯波六郎『中国文学における孤独感』岩波文庫
  • フィリバスター filibuster だけどニカラグア大統領ウィリアム・ウォーカーとかめちゃくちゃ
  • ユナイテッド・フルーツ社→チキータ・ブランド
  • 詩的真実と視点操作
  • McOndo マッコンドとマコンド
  • 漏刻博士・宮道弥益
  • 出版業界は衰え、出版文化は栄える。
  • 盆踊りは、大多数の人たちで時空を動かす、幾何学模様のようだ。多大な影響を与えるかもしれない盆踊りの可能性と熱の伝導率の高さに、時にくらくらする。(イマジン盆踊り部 大嶋櫻子「BonZine」Summit2025Yokohama)

 

 

毬矢まりえ『妖精に注意』朔出版

〈花冷の昼映画館みなひとり/毬矢まりえ〉「みなひとり」の社会観がいい。〈小春日や臓器を持たぬぬひぐるみ/毬矢まりえ〉「小春日」が小気味良い。〈花ミモザ涙は数へらるる名詞/毬矢まりえ〉涙は数えられるという驚きがある。〈黄水仙ドールハウスのドール留守/毬矢まりえ〉-ha-u-suと-ru-suの押韻が心地よい。〈輝けるクリスマスツリー根を持たず/毬矢まりえ〉輝いているものが必ず地に足ついているとは限らない。〈巨大ビル建ち上がるまでたんぽぽ黄/毬矢まりえ〉壮大な建築現場とちっぽけな野の対比。〈玉子パック秋陽を十に小分けして/毬矢まりえ〉卵のないパックがなぜか転がっている景としておもしろい。〈夜長の椅子に恐竜柄エプロン/毬矢まりえ〉平和の家庭そのものといった感じ。

春土掘るいつか眠る日のために/毬矢まりえ