- 遠交近攻という中国の四字熟語があるように遠方の国と親密にして近隣の国と対抗する手がある。
- 晋楚二大国に挟まれたら鄭のように二股外交をとる手がある。
- 遠交近攻の秦は中国を統一し、二股外交の鄭は滅んだ。
- スピリチュアルも呪術も魔術も自己暗示という技術は共通する。
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- 兵庫県知事の騒動で確定している事実は、元県民局長が公益通報制度対象外の文書で懲戒を受け、理由は不明だが自殺したことだけ。
- 斎藤前知事がパワハラして元県民局長が自殺に至ったとか、元県民局長が公用パソコンを私用に使って不倫日記を書いていてそれを曝露されるのを苦にして自殺したとかは、まだ疑惑の段階であり(これからも疑惑のままだろうか?)、両陣営の選挙戦に向けたストーリーに過ぎない。
- そもそも、誰かが誰かを自殺に追い込んだということを公的機関が認定するまえに言っている人はすべて嘘つき。
- たとえ認定されていても真相は火葬場で焼かれてしまう。
- 斎藤派のストーリーは反斎藤派のストーリーの事実部分を肯定しても成り立つが、反斎藤派のストーリーは斎藤派のストーリーの事実部分を肯定すると成り立たない。
- 敵陣営のストーリーを肯定して成り立つストーリーはやはり強い。
- 兵庫県民は両陣営の描くストーリーの非対称性に確信はないまでも気づいていたのだろう。
- 局内パワハラに遭っている身からすれば、パワハラを利用して政争の道具にしたり保身を図ったりする側を害悪だと思う。
- どうせ利用するならもっと巧く利用しろよ。手順も戦略もちょっと杜撰すぎる。
- 反斎藤派はパワハラ≒ハラスメントを、選挙のための、どのように言うかという表現によって生じるような相対的で修辞的なものにしてしまった。
- ハラスメントに修辞的な要素がないとは言えない。むしろ修辞に頼る面が大きいからこそ、今回の反斎藤派のストーリーを憂慮する。
- 斎藤前知事が落選しても反斎藤派の言動はかき消せない。むしろ落選はハラスメントは相対的で修辞的なものだという印象を強めてしまう。
- 斎藤元彦前知事当選確実。溜飲が下がる。
- でも稲村前市長落選はハラスメントを相対的・修辞的なものにした側への懲罰ではない。
- 選挙の結果が出たのならそれぞれが互いの健闘を称え合い、それぞれのやるべきことに戻る。
- 得た知識量や知識を得る方向により政治的立場は自然と異なる。
- 政治的立場の違いは他人を見下す理由にはならない。
- 基本的に片方の情報だけを盲信する市民、頭の悪い市民、判断力のない市民なんていない。
- ほんの一握りが仮にそうだとしても多くの市民はそれなりの賢明さを表現しているのだから民主主義を信じないまでも、もっと頼っていい。
- それにしても長期政権は問題だ。
- 20年に及ぶ井戸県政で県議会議員の政局能力がいちじるしく低下した。そのため政争の手順と戦略を誤り、市民に政争の正当性について疑惑を生ませ、復活の英雄「斎藤元彦」という偶像を生み出してしまった。
- これが県ではなく国だったら恐ろしい。
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夜は静かでした。一里も先の汽車の汽笛がベッドの下で聞えました。犬の遠吠が花瓶の中で聞えました。(安部公房「第一部 S・カルマ氏の犯罪」『壁』新潮文庫)
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見渡す限りの曠野です。/その中でぼくは静かに果てしなく成長してゆく壁なのです。(安部公房「第一部 S・カルマ氏の犯罪」『壁』新潮文庫)
