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以太以外

病名は人間性や夕野分 以太

2024-02-01から1ヶ月間の記事一覧

所以133

直感の詩人は、自らの発言や言葉や詩が全体的な風景を描き出し表象すること、世界の意味を適切に、また余すことなく表現し、明らかなにすることを疑いません――なぜなら、世界の意味は直感の詩人にとって手の届かないものではなく、隠されてもいないからです…

所以132

「理解できない」を「否定する」の意味で使う人 緊急のときボーッとつっ立っている人が必要。その人は緊急のときに混乱をもたらすから、或いは動いている人に観客が必要だから。 verum et factum convertunteur. ナショナリズム自体は、無記、いわば価値中立…

「和紙」『林翔全句集』コールサック社

もうすぐ浜松市でポエデイがあるので全句集を読む。〈かの童まだ遠凧につながれる/林翔〉遥か感がある。大きな景色だ。〈ものの芽をうるほしゐしが本降りに/林翔〉だんだん激しくなる雨。春も深まりあたたかくなる。〈訊きかへす梅雨の電話のなほ遠し/林…

所以131

俳句もデザインも似ている。(深澤直人『デザインの輪郭』TOTO出版) Civ5日本語化計画 Civ5の攻略本 Civilization5(Civ5 シヴィライゼーション5) 攻略Wiki Civ5攻略記 Civ5 指導者生活ガイド スパ帝国 Civ5沼 〈ここで重要なのは、「分断淘汰」によって、配…

所以130

原作者は0から1を作っているように誤解されるけれど今のマンガも小説もたいていは模倣かアレンジ。 原作者に限らず作者は100から1を作っている。 肉の宝屋餃子は肉汁が小籠包かっていうくらい出る。 原作者の意向というが、原作の根源となった原作者たちの意…

正木ゆう子『玉響』春秋社

俳諧自由として〈地虫鳴く総面積を求めなさい/以太〉を胸に『玉響』を読む。〈春眠の繊毛戦ぐ耳の奥/正木ゆう子〉親しい人の耳であろう。〈以来そこにあるヘルメット走り梅雨/正木ゆう子〉事故か何かある出来事から彼はバイクに乗らなくなった。梅雨に思…

所以129

浮遊臓器 私の場合は母を通じて母方の祖母から恩恵をうけることが多かった。母系的な名残りが私の子供のころまでは家の中の秩序に見られたのである。(宮本常一『忘れられた日本人』岩波文庫) 文芸テクノクラート 内閣が全員男性に見えてもそのほとんどが同…