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以太以外

病名は人間性や夕野分 以太

所以63

  • 国道1号線浜松パイパスの上り新天竜川橋付近は平日午前7時を過ぎると浜松→磐田への通勤車両で混みだす。
  • エスペラントの読みとは、言霊的な常識と知識による読みではなく、その度に創造していく読み。
  • エスペラントの造語法がそうさせる。そして、エスペラントの記述ではその度に様態と意味との隔たりを再確認させられる。
  • 袋井市豊沢、樂土舎での樂土の森現代美術展2022、茶室めく土の家のなかで体感した中平泰之さんによる映像と音の作品が良かった。時空のひろがり。
  • STAGE ITNY糸乃舎にあったスズキサチコさんの大きな絵画、肉体から精神がこぼれどこへでも流れてゆきそうになる青い遠近法。
  • あちこちに奈木和彦さんのハンガーがあり見つけるのも愉しみ。
  • 窯跡地・地中の家では小林由季さんの空間作品「彼方を編む」、段々と駆け上がる闇の中で光の震えを見つけた。
  • 蠟燭に火を点け、消した。手の形を手で確かめた。足で地を踏みしめた。そういった樂土の森での体験、涅槃へ。
  • 場所の気象・・・今この場所にしかない力に満ちた気の象が身体の気象に作用し、太古の記憶にある建設の本能をつき動かす。(村松正之「生起する場所」『樂土の森アートプロジェクトの25年』樂土舎/樂土の森アートプロジェクト)
  • 〈満月に気づかず鉛筆削る音/古崎千尋〉一般の部A優秀賞『第三十三回伊藤園お~いお茶新俳句大賞入選作品集』、満月は確かにその鉛筆削りの世界に共存しているけれど未だ気づかれていない。そこが無作為で良い。
  • 〈「空の色=私」の方程式/芥田玲〉毎日文化センター賞『第三十三回伊藤園お~いお茶新俳句大賞入選作品集』、未知数としての空の色に私があてはまってしまった驚き。
  • 〈先生の前髪北上桜前線/二木里菜〉都道府県賞『第三十三回伊藤園お~いお茶新俳句大賞入選作品集』、ちょっとひどい。もちろん悪意はないのだろうけれど。
  • 〈五時までの鎧ぬぎすて石鹸玉/大沼志帆〉都道府県賞『第三十三回伊藤園お~いお茶新俳句大賞入選作品集』、鎧と石鹸玉の硬さと脆さの対比がいい。
  • 〈マスクして美人の今が全盛期/平田陸〉都道府県賞『第三十三回伊藤園お~いお茶新俳句大賞入選作品集』、ふと目にとびこんできた。茨木のり子の詩を思う。
  • それで初期時代かりにjeですましておいたのが、他の意味のはっきりした前置詞にとってかわられるようになりました。現在のエスペラントでは、jeはほとんどそのすがたを消しています。ただ1つかならずjeを使うばあいが残っています。それは je la tria horo のときです。(川崎直一『基礎エスペラント大学書林
  • 非モテは他人からすれば卑小な問題にすぎないけれど、本人からすれば生命としての、生物としての一大危機である。その落差が激しすぎることと日本社会が死を見えないようにしてきたこととはリンクしている。
  • 生死という哲学的には明確な現象*1よりも気持ちという曖昧な現象を尊重しすぎた結果だ。
  • 当事者の怒りを正当化する社会運動は、当事者以外を萎縮させ支配してやりたいという欲望に駆られている。
  • 豊橋市のんほいパーク、土日のコアコスタリカは混むので11時前から券売機の前に並ぶのがよい。
  • なかよし牧場・ふれあい広場のカピバラの餌やりもすぐなくなるので30分くらい早めに待機しておくのがよい。
  • 「同性愛を受け入れられない」は現代の日本社会では言ってはならない。しかし、「性愛という趣向を公表することを受け入れられない」は言える。
  • 常識、それはなんとも嫌な言葉だけれど、そこへ立ち戻って考えるのもひとつの対抗者 kontraŭuloとしての態度だ。

*1:医学的には曖昧だが