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封建国家には領土の概念がない。封建国家にあるのは、契約による人的結合だけである。(國分功一郎『近代政治哲学』ちくま新書)
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封建国家においては、国内社会と国際社会という区別が成り立たない。(國分功一郎『近代政治哲学』ちくま新書)
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ボダンのこの極端な絶対主義擁護論から、近代政治哲学を決定づける一つの重要な概念が生み出される。それが「主権souveraineté」の概念に他ならない。(國分功一郎『近代政治哲学』ちくま新書)
- 主権→戦争の権利(自立性の主張)と立法の権利(超越性の主張)と定義されていた。
- homo homini lupus
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能力の平等はこうして希望の平等を生み出す。(國分功一郎『近代政治哲学』ちくま新書)
- 人間は能力において平等→絶対に争いが避けられない(自然状態は戦争状態である!)
- 自然状態において、人は単に自由であって何でもしたいことができる、その自由という事実そのものを自然権と呼ぶのである。(國分功一郎『近代政治哲学』ちくま新書)
- アナーキーな状態でも自然権はある!
- 自然権の放棄と主権(王とか護国卿とか)の絶対性による秩序を重視したホッブズ。
- 自然権jus naturae、ホッブズは自由、スピノザは法則
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スピノザ自身は決して革命を肯定せず、その有害性を説いていた。これは決してスピノザの保守性を示すものではない。むしろ国家と臣民の絶えることなき緊張関係を不断に維持する努力こそが、国家や社会を健全な仕方で維持することにつながると考えていたのである。(國分功一郎『近代政治哲学』ちくま新書)
- 歴史の必然もヘゲモニーもスピノザに由来する。
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国家と臣民の間の緊張関係を視野に収めながら統治を論じているということは、スピノザが権力の横暴に対してはもちろんのこと、民衆の横暴に対しても警戒を怠らなかったことを意味している。(國分功一郎『近代政治哲学』ちくま新書)
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いかなる政体であろうとも、その権力が各人の力の集合に基礎を置くことに変わりはない。その意味で、民主制でないいかなる政体も、民主的になる可能性をもっている。(國分功一郎『近代政治哲学』ちくま新書)
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君主は絶対的な力を持つと同時に、絶対的に無力な存在となった。そしてその裏で、あるいはその周囲で、大臣や執政官たちが実際の統治を簒奪していくことになった。(國分功一郎『近代政治哲学』ちくま新書)
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権力を集中させるとむしろ統治はうまくいかない。なぜならば、それほど大きな権力を担える者は存在しないからである。(國分功一郎『近代政治哲学』ちくま新書)
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民衆の自由はそれ自体としても尊重されねばならないが、国家の統治のためにも民衆の自由が必要なのだ。(國分功一郎『近代政治哲学』ちくま新書)
- ファシズムは共産党のすごいところ(≠共産主義)を純粋培養してできた。
- 自分は正しい側の人だから自分の意見が正しいという主張は、淡々と事実を積み上げる主張に勝てなくなっている。
- いまの日本の貧困は政策の失敗によるものだとして、政策を成功させ個人を集団へ奉仕させるようになるのも問題だ。
- いまの個を尊重する怠惰な社会も悪くない。
- 集団や他人へ奉仕することを是とすると、個の尊重により患っていた精神疾患患者の何割かは寛解しよう。
- FLATLINE
- 私設図書館 スカトレリア、染地台の団地のなか、ただし吠える犬がいる。
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哲学は概念を用いて根拠を問う。(國分功一郎『近代政治哲学』ちくま新書)
- 法律の運用としての行政権、法律の制定という立法権
- フリーBGMデータベース
- shoeimatsuda
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防民之口、甚於防川(「周語」)
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自己愛は自分だけに関わっている。それに対し利己愛は、他者との関係においてしか存在しない感情、他者を媒介した感情だ。(國分功一郎『近代政治哲学』ちくま新書)
- それまでのルート(おねだり・パワハラ)では効果が薄れたから別のルート(公職選挙法)で攻めるのは賢明だけれど、でも、それだとそれまでのルートは単なるお題目に過ぎず、権力が目的だということが浮き彫りになる。
- 問題発言の大半は問題にしたい人がいるだけ。
- 学問的なものや高尚なものを忌避しカワイイものを愛でる風潮は、共産党忌避とつながる。
- 不定四季以暑寒、唯以天体運行定四季也。不呼冬以寒気至、呼冬以立冬也。冬之字不含寒之意。
- FIRESKY