以太以外

蒼褪めた巨漢は笑う水澄んで 以太

2020-05-02から1日間の記事一覧

「嬰」『澁谷道俳句集成』沖積舎

軸の文音句会で〈湯切りする窓をぬぐえば柳かな/以太〉と〈道の尽きるときの音は竹の秋/以太〉が編集部のふたりの特選を、〈そらいろの帽子目深に糸柳/以太〉が同人会長選をいただいた日、「嬰」部分を読む。〈ヒヤシンス鏡の向うでも匂う/澁谷道〉虚像…

手向くるやむしりたがりし赤い花

見田宗介の『社会学入門』岩波書店に小林一茶の句として〈手向くるやむしりたがりし赤い花〉が紹介されている。この句は、顕在態と潜在態を説明する題材として、柳田国男の『明治大正史 世相篇』から見田が引用した。確かに『明治大正史 世相篇』の第一章「…