2025-06-01から1ヶ月間の記事一覧
コーラと虹と火事と墓参の句集と思う。〈いつか住む街を迷へば鰯雲/大塚凱〉鰯雲には迷走の雲感がある。〈目つむりてゐても西日がつらぬくバス/大塚凱〉映画シルミドの最後に乗っていたバスもかんたんに銃弾に貫かれていた。〈秋よ詩を読むこゑが思つたよ…
水声社 Web Store 三軒茶屋の俳人と言えば中島斌雄と有馬朗人 中央対地方、首都対辺境、東京対故郷といった不毛な二分法が日本資本主義の高度成長のなかで音を立てて崩れ行きつつあるわが列島の上で、流浪を定住態とし、第三のムラを希求しつづける下層プロ…
〈初旅や雲かがやいて雲の中/涼野海音〉飛行機と書かない飛行機句。〈寒卵非常口より光さす/涼野海音〉いまわたしたちは卵のなかにいます。〈履歴書の空欄に汗落ちにけり/涼野海音〉空欄は人事担当が読まないところだ。〈辛口のカレー勤労感謝の日/涼野…
紀幾何『平截頭體的鄉愁』、数学詩集 何如「どうであるか、どのようであるか、どう思うか」 如何「どうする」「どうして〜であろうか」 「稼げること」「共同体に必要なこと」「やりたいこと」があれば真ん中をやる。 Library of Babel、バベルの図書館 古代…
ニューヨーク州ハーレム出身の郵便配達員ビクター・ヒューゴ・グリーンは、1936年、黒人が平等で自由な旅行ができるようにと願って「The Negro Motorist Green Book(黒人の自動車旅行者のためのグリーンブック)」を出版した。(黒人のための旅行ガイド「グ…
〈人に尾のありし頃より山椒魚/三村純也〉はるかむかしからの詩的な言い方。〈曲るたび路地暗くなる秋の暮/三村純也〉「~たび」はよくあり「曲がるたび」も頻出だけれど好みな俳句表現。〈動く看板光る看板十二月/三村純也〉暗いなかでも目立つ看板たち…
〈病身にシャネル一滴寝正月/大木あまり〉間の抜けた矜持みたいなものを感じる。〈蟻地獄郵便物がどさと来る/大木あまり〉これからはじまる郵便処理地獄を思う。〈峰雲や離れ家のごとしんとして/大木あまり〉雲が離れ家という発想はおもしろい。〈蝶の去…
フォントのいい句集だ。〈校庭に教室の椅子運動会/竹岡佐緒理〉終わってから雑巾で脚をふくのも非日常感がある。〈冬の蜂死んで授業の再開す/竹岡佐緒理〉きっとひと悶着あったのだ。〈ストーブの灯油の匂ふ保護者会/竹岡佐緒理〉すこしトゲトゲして緊迫…
鮎川信夫の「雨の顔」 孰使我蚤朝晏罷者(越語) つまり強襲揚陸艦は、単なる兵員輸送船や航空機運搬船ではなく、「航空支援」「兵員輸送」「物資揚陸」という複数の役割を統合した多目的艦なのです。(『ガンダム』ホワイトベースの艦種って? 戦艦でも空母…