プレスバターサンドを貰った日、光森裕樹『山椒魚が飛んだ日』書肆侃侃房を読む。〈牛飼ひが連れて歩くは購ひし牛、売りにゆく牛、売れざりし牛/光森裕樹〉最後の七が残る。横書きだと分からないけれど縦書きで中黒ではなく読点にすると短歌の重心が右にズ…
飯田公園で臘梅と水鳥を見て、乎那の峰の麓で冬蜂の斃れ伏すのを見たあと、榮猿丸『点滅』ふらんす堂を読む。〈真上よりみる噴水のさみしかり/榮猿丸〉これは噴水そのものというより、見ている場所であるオフィスビルの高層階の無機質さ。〈桐の花キャッチ…
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