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以太以外

病名は人間性や夕野分 以太

高岡修『剥製師』深夜叢書社

昼前に娘を後部座席に乗せて流通元町図書館へ赴く。絵本児童書のコーナーには子守りの父親が他に二組いた。高岡修『剥製師』深夜叢書社を読む。〈月光が轢き殺されている峠/高岡修〉のように換喩のようでもある超喩が特徴。〈顔を脱ぎやさしい闇となっている/高岡修〉の「やさしい」の妖しさ、〈冬蝶が最後の息を投函す/高岡修〉の「最後の息」のかけがえの無さ。