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きくがよい 書記長の悪は告知された/文明はゆっくりと狂乱した(谷川雁「水車番の日記」『原点が存在する』講談社文芸文庫)
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おれたちの革命は七月か十二月か(谷川雁「革命」『原点が存在する』講談社文芸文庫)
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虹は水草の茎のように力を求めてゆがむ(谷川雁「おれたちの青い地区」『原点が存在する』講談社文芸文庫)
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――近代詩は世界詩であらねばならぬ(谷川雁「深淵もまた成長しなければならぬ」『原点が存在する』講談社文芸文庫)
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けだし詩とは留保なしのイエスか、しからずんば痛烈なノウでなければならぬ。(谷川雁「原点が存在する」『原点が存在する』講談社文芸文庫)
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汝、人類の生存を望むか(谷川雁「原点が存在する」『原点が存在する』講談社文芸文庫)
- ekşi sözlük トルコ語「酸っぱい辞典」
- h2g2
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いったい論理にもとづかない理解、ひまわりが太陽の方へ向くような理解は存在しないものでしょうか。私がねらっているのはこの感触をそういう風に伝えることです。(谷川雁「東洋の村の入口で」『原点が存在する』講談社文芸文庫)
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今日の日本には共産主義、社会民主主義のほかにもう一つ無党派社会主義の三種の革新派があるといってよかろう。(谷川雁「民衆の無党派エネルギー」『原点が存在する』講談社文芸文庫)
- 共同体アナーキストたち
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若い大衆は知っている。自分を革新派と規定する現在の尺度は、みずから宣言しさえすればよいということを。(谷川雁「民衆の無党派エネルギー」『原点が存在する』講談社文芸文庫)
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覇者として認められる条件は①他国を圧倒する強大な国力を持つ。②諸侯を召集して会盟の会頭を務め、天下の事を取り決める③小国を守り、滅ぼされた国の復興などをする。④夷狄を討ち、中原諸国の安寧に貢献する。(春秋五覇)
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いわば革命の陰極とでもいうべき、デカルト的価値観の倒錯された頂点……この世のマイナスの極限値。それは老子のいう「玄牝の門」であり、ファウストの「母たちの国」ではないか。潜在するエネルギーの井戸、思想の乳房、それを私は原点と名づけた。(谷川雁「民衆の無党派エネルギー」『原点が存在する』講談社文芸文庫)
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晩年のドゥボールは「戦争ゲーム」[16]という独自のボードゲームを開発しアルルの山奥でそれに興じていたが、そこにおいて彼は盤上で状況を作っていたと、それほどの隔たり無く言うこともできよう。(野上貴裕、シチュアシオニストの「日常生活」論)
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ドゥボールは局面=状況を作り上げることに腐心する兵法家であり、戦略家なのである。(野上貴裕、シチュアシオニストの「日常生活」論)
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サークルとは何か、その発生を民族の伝統のうちに探れば、共同体の下部に会った民衆の連帯感とその組織にあるだろう。(谷川雁「さらに深く集団の意味を」『原点が存在する』講談社文芸文庫)
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サークルとは日本文明の病識を決定する場所としてこのうえなもなく貴重な存在である。その一義的な病因はどこにあるか。それはサークルの集団的性格が必ずしも開放の方向へうごかず、自己閉鎖しやすいことである。(谷川雁「さらに深く集団の意味を」『原点が存在する』講談社文芸文庫)
- KAFKAOKUR トルコ語のアイデア・芸術・文学のジャーナル
- クシュティーکشتی
- 自由を求め、自由に期待せず。
- 読むべき本を読むのは創作者の、読みたい本を読むのは享受者の読書。
- "Yan ama tütme" diyor İbn Haldun
- 個人基準の価値判断や個人の感情を尊重してきた社会ゆえの差別がある。
- 共同体基準の価値判断を尊重する社会では、すくなくともその価値判断を尊重する人たちの共同体内での差別は原理上起こりえない。