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以太以外

病名は人間性や夕野分 以太

所以155

  • 書店の衰退は、読者から求められるものやおもしろがられるもの以外を出版しにくい構造をつくった出版社にこそ原因がある。
  • 読者大賞や本屋大賞の隆盛は、出版社を植物状態のまま延命措置させるけれど同時に書店への死刑宣告となる。
  • 自分の欲求や感情の域を出ようとしない読者は書物を読もうとしなくなる。
  • 域を超えさせる出版社が必要だ。
  • 食而弗愛、豕交之也。愛而不敬、獸畜之也(『孟子』)
  • ↑豕(豚)は獣畜のようには愛されないのは食用だからか?
  • 詩歌をたとえ、10分で書いてもその詩歌へ至るためにその人の40年近い時間と日本語やその他諸言語の数千年の歴史が必要だった。
  • 言語芸術は書かれてしまえば、それからしばらくは存続する。
  • 瞬間の芸術と存続の芸術
  • 詩歌と時間
  • 時間は理解を生じさせるし、同時に差異も生じさせる。
  • 一瞬で滅ぶものに価値はあるか? これからもずっと存続するものに今の価値はあるか?
  • 公園"居住"者と公園利用者の違いは時間、公園管理者が許容しうる滞在時間か?
  • 革新的な思想や勢力はヘゲモニーをとってから存続してしまうと伝統になる。
  • あるいは存続でき、生き残った思想や勢力が伝統か。
  • 結果的には男尊女卑の思想や勢力の方が生き残った確率が高く、それ以外は滅亡したか辺境の地(山奥や密林、大陸から離れた島国)で生きながらえることになった。
  • 同性愛を許容する集団や女性優位集団はかつて存在したけれど滅びざるをえなかったのだろう。
  • 静岡の禁断は6月12日の摘発により伝説へ
  • 項羽の「縦江東父兄憐而王我、我何面目見之。」と苻堅の「當何面目復臨天下乎」
  • 劇団「迷子の遊園地
  • 詩客の連載で何村俊秋作品を読めるの嬉しい。
  • 卒未親附而罰之、則不服。(『孫子』)
  • ↑新任の上司にいきなり罰せられても「何様のつもりか」と反発するのはどこの職場でも。
  • 思想が強いは自分がどう見られたいか(想い)が強い、思考が強いは自分がどう考えたかが強い。
  • たとえば少数派を支援する人が、歴史的に少数派を物理的に圧迫してきた日本共産党を支持したら「思想が強い」「思想強め」と指摘せざるをえない。
  • 「思想が強い」は実は歴史や思想に弱い。だが陣営への帰属意識は強い。実態は「宗教が強い」かも。
  • 東大全共闘(やがて少数派へ)は民青(共産党)と戦ってきた。
  • 「その足を退けて」というとき、その足は誰の足でもない。
  • 春秋末期から戦国時代にかけての氏族制社会の解体を進めた経済的要因は、牛犂耕に基づく生産力の発展と、それを基礎とした貨幣経済の普及にあった。(渡邉義浩『孫子: 「兵法の真髄」を読む』中公新書
  • 呉子は、儒家との近接性が高い兵法書なのである。一方で、呉起はまた、法家の商鞅に近い、改革思想の実践者でもあった。(渡邉義浩『孫子: 「兵法の真髄」を読む』中公新書
  • 曹操以後→「名士を母体とする貴族が支配階級となる」「屯田制などの土地制度や税制が整備」「儒教一尊は崩壊し、仏教・道教が盛んとなり、文学・書画が新たな価値として定着」(渡邉義浩『孫子: 「兵法の真髄」を読む』中公新書
  • 廟算
  • 「勢」は、現実に対して、ある種の必然性や強制力を伴うものと考えられた。そして、「勢」には、人の行為によりある程度は統御できるものと、それを超えた運命的なものの双方の意味が含まれる。(渡邉義浩『孫子: 「兵法の真髄」を読む』中公新書
  • 上所謂形蔵敵疑、則分離其衆、以備我也(『魏武注孫子』)
  • 軍容不入国、国容不入軍(『魏武注孫子』)