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以太以外

病名は人間性や夕野分 以太

所以55

  • 上州弁「〜だがな」がとびだした。
  • 詩歌文芸の新人賞は技量を競うものではなく、運比べである。つまり新人賞総体でその運を手中に収めるまで走り続ける体力と根気があるか、つまり業界の役に立つ人物かを新人は試されている。
  • 俳句に限らず詩歌文芸の新人賞は賞というより遭難信号だ。
  • 句は一種の「ひらめき」(肉体感覚の)で、それは理屈で説明し得ないいわば「無条件」である。したがって随句は文章によらず韻となる。「ひらめき」は瞬時であるから句は最短の韻文(三節)となる。(北田傀子「序」『無伴奏』ずっと三時)
  • 随句と口語俳句と自由律と感動律と。
  • 10月16日(日)朝、新宿のBERGへ訪れブレンドコーヒーSを飲む。いつも最後の訪問と思って。
  • 大会の句会とかになると人数が多く選句と披講だけで脳が疲労する。
  • mi estis hundo kiam mi estis sub Kijohara. mi estis hundo kiam mi estis antaŭ Kijohara. mi estis hundo kiam mi estis sur Kijohara. mi estis nekovrita hundo kaj ekspluatita hundo.
  • sudaĉioj venis el gubernio Tokuŝimo. 酢橘エスペラントでsudaĉioと書くほかあるまい。
  • 第六回芝不器男新人賞は、議事録を出しても、選考委員・応募者・受賞者・外野がそれぞれの応分の場*1を占めようとせめぎ合う典型的な日本人的世間となっているようだ。
  • 〈新人賞選考会の議事録の話し言葉の美しくなさ/枡野浩一〉(『枡野浩一全短歌賞』左右社)いつの時代も。
  • 非難する者も非難される者もそれぞれを擁護する者も諧謔と皮肉が欠如している。そこは日本の政界と同様である。
  • たかだか俳句の新人賞ごときで真面目すぎるのだ。
  • 選考過程を伏せても選考過程を公開しても何かを選考する以上は落とされた者のなかから不平不満を持つ者は必ず出る。そして権威*2の構造をかき乱したい者からも不平不満は出る。
  • 不平不満を抱くこと自体は奨励すべきだろう。
  • 不平不満をユーモアへ昇華するセンスがないなら、黙っていた方がまだ作家として救いがある。
  • 俳句界、俳壇、呼び方はどうあれ、hajkujoは無償労働で成り立っている。そんな世界に夢を抱いても仕方ない。
  • 東京医大の女子受験生一律減点問題は医師不足を解消するために業界のためにならない層を選考過程を伏せて排除したので起きた。
  • 〈説教という欲情をする君のカチカチになる正論の棒/枡野浩一〉(『枡野浩一全短歌賞』左右社)ポリコレ棒の別名。
  • 〈野茂がもし世界のNOMOになろうとも君や私の手柄ではない/枡野浩一〉(『枡野浩一全短歌賞』左右社)居間でいうと大谷翔平を自分の手柄話みたいに話すなということか。
  • 〈辞書をひきバレンタインが破廉恥の隣にあると気づいている日/枡野浩一〉(『枡野浩一全短歌賞』左右社)「気づいた日」ではない。そのことに気づきつつある日だ。
  • 〈雨上がりに虹が出るなんて人間がつくった物語みたいです/枡野浩一〉(『枡野浩一全短歌賞』左右社)そんなうまい話あるわけ。
  • opo estas pli ekskluzivema ol aro.

*1:菊と刀

*2:そんなものが実在すれば、だが。