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以太以外

病名は人間性や夕野分 以太

所以122

  • 家臣団がダメなら官僚集団が欲しい。戦中に敗戦後をsimulateしていた内務省のような。
  • 特別高等警察は思想警察のことで、政治警察が政治活動という外面にあらわれるものを取り締まるのに対し、思想警察は思想の内面までも取締りの対象にする点でおおいに異なる。(百瀬孝『内務省PHP新書
  • 生の悲劇的な性質、これこそシオランの思想の根底をなすものだ。(大谷崇『生まれてきたことが苦しいあなたに』星海社新書)
  • 民集産主義と大衆独裁によって達成される国民革命によって
  • では博士論文を書かずにシオランは何をしていたかというと、彼は自転車でフランス中を回っていた。(大谷崇『生まれてきたことが苦しいあなたに』星海社新書)
  • テレビと四輪車の生活は身の丈に余る。ラジオと原付自転車で十分だ。
  • 怠惰の高貴さ
  • そもそも行為そのもの――何かをすることそのものの拒否こそが、怠惰なのである。(大谷崇『生まれてきたことが苦しいあなたに』星海社新書)
  • つまり簡単なことで、何もしなければ悪は起きないのだ。(大谷崇『生まれてきたことが苦しいあなたに』星海社新書)
  • 悪は悪をしたいからなされるわけではなく、した結果がたまたま悪になってしまう。
  • 善や正義を高らかに掲げる人間がしばしば人を傷つけ、殺人さえ厭わないというのはもはや常識と言っていいだろう。(大谷崇『生まれてきたことが苦しいあなたに』星海社新書)
  • 反戦を実現するためには反戦を叫んではいけない。反戦を唱えずにはいられない行動力が戦争を生む。
  • 行為の拒否である怠惰を自らのなかで大切にしている人は、行動が至上であるという前提を持っていない。(大谷崇『生まれてきたことが苦しいあなたに』星海社新書)
  • 自殺だけが、選択して生まれてきたわけではない私たちに可能な、唯一の返答だ。それはこの世界に対する最後の報復でもある。(大谷崇『生まれてきたことが苦しいあなたに』星海社新書)
  • 老子シオラン
  • 生彩ある対立劇を生じさせない国家や民族は、人の注意を惹かない。人が国や民族を記憶するのはなんらかの事件による。(大谷崇『生まれてきたことが苦しいあなたに』星海社新書)
  • 敵を作り出すことによって、敵対感情が私たちを鼓舞するのに加え、敵は私たち自身を律する効果もある。(大谷崇『生まれてきたことが苦しいあなたに』星海社新書)
  • Ethnologue
  • 劉野
  • 本当に中立の立場とは、あらゆる立場から距離をとり、あらゆる立場にコミットしないことではないだろうか。(大谷崇『生まれてきたことが苦しいあなたに』星海社新書)
  • 対立を少しでも減らしたいのならば、言い換えれば善良になりたいのならば、私たちは衰弱を推し進めなければならないというのがシオランの考えだ。(大谷崇『生まれてきたことが苦しいあなたに』星海社新書)
  • 生き生きした民族は排他的であり野蛮だ。対して衰弱した民族は文明的であり、自由と寛容を生みだしている。(大谷崇『生まれてきたことが苦しいあなたに』星海社新書)
  • 自由社会はその成員が堕落していないと維持できない。そしてその政治体制もある程度腐敗している必要がある。なぜなら、堕落した社会は、他人の堕落にも寛容である一方で、一切堕落を許さない政治体制とは、他人にも堕落を許さない、不寛容な政治体制だろうから。(大谷崇『生まれてきたことが苦しいあなたに』星海社新書)
  • 奴隷状態に落ちた暴君が暴動を起こす、だから抵抗派へ希望を託すのは甘い。
  • 病気になってその臓器を認識するなら、健康な人というのは自分を認識していない人。
  • みんなが幸福になり、快楽を得なければいけないという嘘を信じるのは苦痛だ。(村山龍『愛と幻想のファシズム(下)』講談社文庫)
  • 死には肯定的側面があるということだ。敗者にとって死は解放だ。(大谷崇『生まれてきたことが苦しいあなたに』星海社新書)
  • ペシミズムの中途半端さとは、生を嫌っているのに生きざるをえないところだ。(大谷崇『生まれてきたことが苦しいあなたに』星海社新書)