- ネットプリント案「区分棚」「乳齒象」
-
われわれのリアリズムは倍率一倍と称する倍率一・二五倍である。(森敦『意味の変容』ちくま文庫)
-
現代数学の粋といわれるトポロジーは、一言でいえば近傍の一語に尽きるとされている。(森敦『意味の変容』ちくま文庫)
- 位相幾何学を嗜むべきか。
-
したがって、すくなくとも、ぼくらはまず極小において見、極大において見、はじめて思考の指針を現実に向けて、その意味を変容において捉えなければならぬ。(森敦『意味の変容』ちくま文庫)
-
文芸家の中では詩人や小説家にまして、翻訳家をこそ最高位に置きたい、とつねづね思っている。理由は、表現行為の上での私からの離れように拠る。(高橋睦郎「無私の人の小やかな私」『鼓直句集』水声社)
-
日本語における「話し言葉」とは、おそらく「文語」とも「口語」とも違う第三の体系をかたちづくっていながら、まだその構造は描写されることも分析されることもなく、したがっていかなる制度的な場で教育されることもない、というのが現状ではないのか。(蓮實重彦『反=日本語論』ちくま文庫)
-
フランス語の「ぼくたち」Nousとは、「ぼく」の数倍化されたものではなく、この「ぼく」と「ぼく」ならざる他の人称の集合からなりたっていて、その構成要素相互のあいだには「排他的関係」が成立しているのだ。(蓮實重彦『反=日本語論』ちくま文庫)
- ライフゲーム
- 家をかまえて蓄財しつつ定住するパラノ型、運と勘に任せて逃げてしまうスキゾ型。
-
位相とは、位相空間という概念から派生した思想であり、位相空間とは各点に近傍系が定義されているところの点集合の謂である(都筑卓司『トポロジー入門』ブルーバックス)
-
位相という言葉は、近さの概念、あるいはもっと端的に‘近さ’といった方が自然かもしれない。(志賀浩二『現代数学への招待』ちくま学芸文庫)
-
位相空間は、曲面概念よりはむしろ集合概念に近い。そこでは、私たちのもつ素朴な近さの直観に近づこうとしているよりは、むしろそれを捨てて、近さのからくりに注目し、その論理的な骨組みを明らかにしようとしているようにみえる。(志賀浩二『現代数学への招待』ちくま学芸文庫)
- 距離の概念より近さの概念が先立つ。
-
外部から見れば、大中小とそれぞれ異なる大きさを持ちながら、ひとたび内部にはいればおなじ大きさを持つ。これは内部と外部を分かつところの境界が、内部に属せず外部に属しているからではないだろうか。(森敦『わが青春わが放浪』福武書店)
- 1月25日(水)大寒波到来。昨夜は浜松市でも吹雪いた。午前6時の浜松バイパス新天竜川橋を渡ったけれど凍結していなかった。気温計は零下5度、最高気温も3度で手指の感覚を失った。
- 1月27日(金)昼ごろの霙まじりの雨で手が壊れそうだった。夕方に止んでからあたたかく思えた。
- デモクラシー・リバーシ(ルール)、白色テロ対虹色テロみたいなオセロ。エイリアンv.s.プレデターみたいに、勝手にやってろ!
- デモクラシー・リバーシに黒(アナーキスト)が混ざると楽しいかも。七色と白のいくつかの裏が黒とか。ひとつでも黒が残ればアナーキストの勝ちとか。
- でも黒が省かれるとは。黒の扱いは現代ではこんなものだろう。