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「人は歴史に見捨てられると、地理を援用する」(松田政男「風景としての都市」『風景の死滅』航思社)
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歴史か地理かを二者択一として提出する思考法こそが、まさに提出者の内面に刻印されてしまっている歴史的思考法なのだ。この種の思考法の所有者は、したがって、ただちに地理的思考法にも飛び移ってしまう。(松田政男「風景としての都市」『風景の死滅』航思社)
- 犯行現場のように街の風景写真を撮る。
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「軍隊とは制服を着た人民である」(松田政男「ゲリラ空間とは何か」『風景の死滅』航思社)
- 映画「欲望の翼」阿飛正傳
- 表現未満、ではなく表現を目指さない。
- ヒトメタニューモウイルス
- 気管支炎、肺炎
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私たちは、中央対地方といったような、この種の不毛なる二分法を排し、わが列島のなかで、真制のムラビトたるべく、下層プロレタリアート形成の道程をさらにさぐらなければならない。(松田政男「不可視のムラの入口で」『風景の死滅』航思社)
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通常、錯覚されているのとは正反対に、フォーク・ソングとは、まさに故郷喪失者の歌なのだ。(松田政男「ふるさともなく、うたもなく」『風景の死滅』航思社)
- 春三月縊り残され花に舞う 大杉栄
- 私には詩人として真摯さがないのでそれを武器にする。
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夕陽の濁流や包丁の束に/白い脚で跳びまわる立ち仕事・風土記・風俗(大崎清夏「指差すことができない」『指差すことができない』青土社)
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鳥が渡ってゆく/広い催事場の天井を(大崎清夏「ワンダーフォーゲル」『指差すことができない』青土社)
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ある人は父になるには女をたのしみすぎた(大崎清夏「適切な速度で進む船」『指差すことができない』青土社)
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タオルケットから足を(二本)高くつきだすと/ふくろはぎのなかにも雨が降っている(大崎清夏「ここにないものについての感情」『指差すことができない』青土社)
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丘には入り口などというものはない、傾斜があるだけだ/丘には全体などというものはない、乾いた拡がりがあるだけだ(大崎清夏「らくだは苦もなく砂丘になる」『指差すことができない』青土社)
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私の足は偏平足だから/きっと砂丘になるのに向いているだろう(大崎清夏「らくだは苦もなく砂丘になる」『指差すことができない』青土社)
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みや子はふざけてしまう。/好きでたまらないら人たちの前で/じょうだんばかり言ってしまう(大崎清夏「スナックみや子」『指差すことができない』青土社)
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この人は暗闇を修理していた。(大崎清夏「暗闇をつくる人たち」『指差すことができない』青土社)
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誰もがたいてい何かを見ていた/それでたいてい何かを見逃し目いた/見えないものは片っ端から言葉にされた(大崎清夏「ゆっくりと流れる世界の粒子」『指差すことができない』青土社)
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歌は水辺のほうから聞こえてくる/耳ではなくて/背骨に聞こえてくるらしい(大崎清夏「天地」『指差すことができない』青土社)
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からすが噴水の天井を掠めていく(大崎清夏「天地」『指差すことができない』青土社)
- 大崎清夏による室内飛行鳥幻想
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われわれはその場所を公園とも広場とも名付けず/たんに原子力発電所跡地と呼ぶ(大崎清夏「テンペルホーフ主義宣言」『指差すことができない』青土社)
- そう多摩動物公園にはシフゾウがいるんだよ。麋ね。
