2025-11-03 対中いずみ『蘆花』ふらんす堂 読解 〈門弟の一人に大き螢かな/対中いずみ〉誰でも弟子をとる覚悟とも。〈ぶらんこの鎖ごと抱きしめられて/対中いずみ〉痛いくらいに。〈汗の子の水槽に手をはりつけて/対中いずみ〉ピタッという音が聴こえそう。〈虹もまたこの波音が聴きたくて/対中いずみ〉と〈と申しましても白鷺がゐまして/対中いずみ〉は言い差しの妙がある。〈蛇穴を出でて泪の溜まりたる/対中いずみ〉生物の生理を情念として読み取る。 古すぎてさはれぬピアノ蘆の花 対中いずみ 蘆花 (句集) 作者:対中いずみ ふらんす堂 Amazon