Mastodon

以太以外

病名は人間性や夕野分 以太

所以37

  • エスペラントesperantoの中動態medialo、他動詞を自動詞としたり他の品詞から自動詞を作ったりする接尾辞iĝが中動態的な役割を果たすのは分かる。
  • 受動態pasivo、能動態aktivo、中動態medialo
  • 例えばrompi(壊す)の場合, esti rompitaは「だれかに壊された」だがrompiĝiは「ひとりでに壊れた」というニュアンスになる。(『エスペラント日本語辞典』第1版、日本エスペラント学会)
  • けれど線動詞(状態動詞)を点動詞(動作動詞)にする接尾辞iĝは中動態的な役割を果たすのか?
  • 浜松東局の23区、配達区のなかに4軒もガソリンスタンドがあってすごい。
  • フランスの重農主義physiocratie。重税に喘ぎ疲弊したフランス農村を背景に、神に与えられた自然の法則に従う経済活動によって「純生産物」*1は湧き出るとする。自由放任主義laissez-faire
  • ケネーら重農主義者「羊毛製ボタンを禁止するボタン製造業ギルドの特権は富を生まない」
  • だが、アダム・スミスはこういった考え方を根底から覆した。社会は、人々が自分の利益を求めて行動するときにこそ、うまく機能する、と主張したのだ。(ナイアル・キシテイニー、月沢李歌子訳『若い読者のための経済学史』すばる舎
  • 管理が行き過ぎる重商主義を論駁するためのアダム・スミス国富論』、見えざる手invisible hand
  • また角川春樹*2が「俳句朝日」創刊号*3に作品を発表したことについて、抗議の署名運動が行われたことがあった。「豈」の同人も何人か参加し攝津や私に勧誘の電話がきたことがあった。後から攝津にあうと不愉快そうな顔で「春樹がなんであれ、発表させるな、というのはよくない」とつぶやいていた。/これらは、攝津が最後のインタビューで語った「恥ずかしいことだけど。僕はやっぱり現代俳句っていうのは文学でありたいな、という感じがあります」の言葉と通じるところがある。(筑紫磐井「語録・文章・俳句から」『攝津幸彦選集』邑書林
  • 社会の価値観とは別に文学の価値観を打ち立てること。
  • こうして、未来派の過去との断絶が現在を絶対化する方向にむかったのに対して、ダダによる意味との切断は、主体からの距離によって言葉やモノの意味が定められるという知の遠近法を根底から揺るがせてしまった。その結果、世界という見慣れた場所は確実な準拠枠を失って、不確実で偶然的な、見知らぬ場所へと変貌することになる。(塚原史『ダダ・シュルレアリスムの時代』ちくま学芸文庫
  • かかる〈擬制〉には終止符がうたれねばならぬ。アナキズムを去勢化し、平然と蹂躙してきた“公許”アナキズムは葬り去らねばならない。(千坂恭二『歴史からの黙示』航思社)
  • むかし千日前の味園ビル2Fデジタルカフェで飲んでいたとき、さらに奥のTORARY NANDで過激な研究会があると聞いて千坂恭二氏を見たことがある。
  • 人間は肉体と精神を有する存在であり、そのなかに〈自然過程〉と〈幻想過程〉を併せ備えている存在価値であることは言うまでもなかろう。(千坂恭二『歴史からの黙示』航思社)
  • 人間は主体的存在しか把握しえぬ存在であり、したがってまた〈存在が意識を規定する〉とは、実は〈存在についての意識が、意識を規定する〉ということにならならぬのである。また〈存在が意識を規定する〉とは、〈(存在についての)意識についての意識が存在についての意識を規定する〉ということにほかならない。これを一元的に表現すれば〈意識が存在を規定〉するということになろう。(千坂恭二『歴史からの黙示』航思社)
  • 無政府主義マルクス主義の違い、プロレタリア独裁を認めないか、認めるか。
  • 無政府主義は世界を矛盾として捉える。世界は永久矛盾体であり、無政府主義とはこの矛盾(永久矛盾)を解決しようとする永久変革の流れにほかならない。(千坂恭二『歴史からの黙示』航思社)
  • 俳句結社から俳句オンラインサロン*4への試みはいつき組や屍派が先鞭をつけた。
  • DADA NE SIGNIFIE RIEN

 

 

*1:全収穫=総生産から農民が必要とする分を除いた余剰

*2:引用者註、1993年8月29日、コカイン密輸事件で逮捕される。

*3:引用者註、1995年5月

*4:無会費、有志による運営など