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以太以外

病名は人間性や夕野分 以太

所以30

  • 幾何学を使った反倫理学としてのスピノザと、論理学を使った反倫理学としてのウィトゲンシュタイン
  • 「〜すべし」と語るより「〜となる」と語った方が信憑性が高い。
  • 主知主義intellectualism、ソクラテスアリストテレストマス・アクィナススピノザライプニッツ
  • 主意主義voluntarism、アウグスティヌス、ドゥンス・スコトゥスデカルト、カント。
  • 言語、いや、伝達の道具ではなく、伝達可能性が受肉したものとしての言語は、自己を伝達する、正確には、自己自身を伝達することになる。その場合に、言語は純粋な意味での媒体(Medium)、能動にして受動であるもの=中動相的なもの(das Mediale)となる。自らを伝えるとは、能動でも受動でもなく、再帰動詞的に表現される、中動相的な事態、反省的な自己限定でもある。(山内志朗『天使の記号学岩波書店
  • トマス・アクィナス「恩寵は自然本性を廃棄せず、むしろ前提し、完成する」 gratia non tollit naturam sed praesupponit et perficit.
  • 「能動知性は事物のうちに普遍を形成する」 intellectus facit universalitatem in rebus.
  • アヴィセンナ「馬性それ自体は馬性にほかならない」 equinitas in se est equinitas tantum.
  • 発言者が言った内容の問題と聞いた者がどう感じたかの問題は切り離せる。
  • 人間ドックで胆嚢ポリープと肝血管腫が見つかった。
  • 被限定項determinabile-限定項determinans-限定態determinatum
  • 思惟主体res cogitans-思惟作用cogitatio-思惟対象cogitatum
  • 本質essentia-存在esse・存在作用actus essendi-存在者ens
  • ライプニッツ「すべての可能性は現実存在を要求する」omne possibile exigit existentiam. 
  • それには古代人が死をどのように受け取ったかを考えてみなければならない。古代人の生の理想は長寿をまっとうしたあげく、自然死することであった。長寿者は神としてあがめられ、生きながら常世の神と見做された。それに比べて何かの事故で死んだものはもっとも忌むべき死に方として嫌悪された。(谷川健一『南島文学発生論』思潮社
  • 俳文に添える俳句がうますぎてはいけないというのは分かる。大いなる謎ではなく、小さな疑惑を残す。
  • ほとんど家にいるだけだけど腹は減る。
  • 啓蒙的な活動をしている人のなかには自分と同等あるいは上回る知性と遭遇する想定ができておらず、或いは想定できているから、その相手を仲間内で「邪悪」などと呼ぶことがある。
  • ディオゲネスの世界観は本質的に反権威主義的、民主主義的、平等主義的であって、諸民族に共通する人間性を認めるだけではなく、広く自然界に存在する生命秩序の連帯性を強調するものであった。(山川偉也『哲学者ディオゲネス講談社学術文庫
  • 新人賞は10回やってそのうち1回でも真の天才が出現すれば価値があるのであって、1回ごとの当落に意味はないし残り9回の新人賞受賞者に価値はない。