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以太以外

病名は人間性や夕野分 以太

所以6

  • 7月6日(水)午前、今年はじめて蟬を聴く。
  • 或る野党の全国比例区立候補者が選挙葉書を、時期をずらして出した。地元だから大量(200超/区)に。しかも手区分。
  • 遠州地域は午後から驟雨・落雷、そして停電。でも選挙葉書はその日のうちに配達しなければならない。
  • ジンの世界と、それが関与する物質的想像力の世界について私が心を打たれたのは、それが基本的に贈与文化であるということだ。少女と女性たちがものとアイデアを差し出す空間なのである。(アリスン・ピープマイヤー、野中モモ訳『ガール・ジン』太田出版
  • 会社や労組から投票するよう指示された立候補者や政党に投票するのは、考え無しの行動とは言えない。打算などなんらかの解釈が介在している。
  • むかしの男の哲学者・作家・政治家の発言や文章も、あらゆる性別の発言や文章として解釈できる。
  • 誰が言ったかは関係ない、どう解釈したかが重要だ。
  • 平日午前9時前の浜松市まちなかを走行したことがなかったので通勤渋滞に驚く。
  • 7月7日(木)8時半、スターバックスコーヒー浜松佐鳴台店にたどり着く。
  • 夏の佐鳴湖病院は院内の待合室にも沢蟹が入ってくる。
  • 〈目を閉じてドムドムバーガー齧ってる僕らは時間難民として/穂村弘〉「時間警察手帳」角川短歌2022.7、ドムドムバーガーで琴似の町を思い出す。
  • 〈残月のしらけゆくみち出勤す理想のじぶんのとなりのみちを/大井学〉「オスティナート」角川短歌2022.7、仮名にひらかれていて少年期のようで嬉しい。
  • 〈審議中の競馬のように明滅す事故渋滞の電光掲示は/小島一記〉「事故渋滞」角川短歌2022.7、まだ行方知れずゆえ。
  • 〈くるしくて口ずさんでいた歌のようもう歳月を言ったりしない/山崎聡子〉「からだの風景」角川短歌2022.7、歌にすがり、流してくれる歳月にすがり。
  • 〈雪で貼る切手のようにわたしたち/平岡直子〉『Ladies and』左右社、雨でも唾でも水道水でもなくかつて零度であった雪で。
  • 〈初心者は点滅してもいいですよ/平岡直子〉『Ladies and』左右社、やさしい。