以太以外

空の色尽きて一月一日に/以太

日記

所以243

遠州地方では、お葬式や法事の引出物に「お平パン(おひらぱん)」という堅パンを出す風習があります。このパンは小判のような形をしたカステラを固くしたようなパンです。 (お平パン) ↑飛竜頭(ヒリューズ)≒がんもどきの代用としての堅パン 引き金を引く…

所以242

猶覆卻万方陳乎前、而不得入其舎。(荘子) ↑舎が心? フェミニズムという社会実験は失敗した。多くの犠牲をはらい、多くの人生を破壊したけれど、実験に挑戦した人々の勇気を讃える。 神よ/農業が愛されますよう(山尾三省「夕日」『火を焚きなさい』野草社) …

所以241

及其至於王所、與王同筺牀、食芻豢、而後悔其泣也。(荘子、斉物論) ↑驪姫 「火星に移民しよう、と言っているおめでたい人たちというのは、宇宙空間の過酷さを理解していない。また、宇宙との距離感を想像する能力を持っていない人たちの集まりだ」(「人は…

所以240

「きみが世界の構造を書くのなら/わたしは個の構造を書いて/いつかそれを一つに合わせてみよう」(中尾太一『ルート29、解放』書肆子午線) 類例のない文法と置き去りの言語がわたしの原型を映写していた(中尾太一「馴」『ルート29、解放』書肆子午線) …

所以239

水声社 Web Store 三軒茶屋の俳人と言えば中島斌雄と有馬朗人 中央対地方、首都対辺境、東京対故郷といった不毛な二分法が日本資本主義の高度成長のなかで音を立てて崩れ行きつつあるわが列島の上で、流浪を定住態とし、第三のムラを希求しつづける下層プロ…

所以238

紀幾何『平截頭體的鄉愁』、数学詩集 何如「どうであるか、どのようであるか、どう思うか」 如何「どうする」「どうして〜であろうか」 「稼げること」「共同体に必要なこと」「やりたいこと」があれば真ん中をやる。 Library of Babel、バベルの図書館 古代…

所以237

ニューヨーク州ハーレム出身の郵便配達員ビクター・ヒューゴ・グリーンは、1936年、黒人が平等で自由な旅行ができるようにと願って「The Negro Motorist Green Book(黒人の自動車旅行者のためのグリーンブック)」を出版した。(黒人のための旅行ガイド「グ…

所以236

鮎川信夫の「雨の顔」 孰使我蚤朝晏罷者(越語) つまり強襲揚陸艦は、単なる兵員輸送船や航空機運搬船ではなく、「航空支援」「兵員輸送」「物資揚陸」という複数の役割を統合した多目的艦なのです。(『ガンダム』ホワイトベースの艦種って? 戦艦でも空母…

所以235

人間のいない地球って/まるいのだろうか(「1」『新選北村太郎詩集』思潮社) ミルクがふくれるときの音って/じつに気持ちがわるい(「冬の時計」『新選北村太郎詩集』思潮社) ピアノが発明されてから人類の文化はだめになったのではあるまいか(「ピアノ線の…

所以234

他人を感性や才能によって分類する前に、まず自分の目が感性や才能を見抜けるかどうかを疑え。 仁は立ち位置、義は進む道 外の光はまた別の圧制者かもしれない。/新しいものの正体がいったい誰にわかるだろう。(池澤夏樹訳「窓」『カヴァフィス詩集』岩波…

所以233

太陽は夥しい血を吐いた/月光はかなしい衰弱(三好豊一郎「未成年」『三好豊一郎詩集』思潮社) よれよれのナイトキャップが一つ/午前一時の/無人の岸辺に打ちあげられる(三好豊一郎「夢の水死人」『三好豊一郎詩集』思潮社) 現代にあってわれわれは何…

所以232

内憂外患=姦宄、内部の乱・盗は宄、外部からの乱・盗は姦 木曜手帖 ハントウマイマイ 手帖のほどけた頁がふるえて/脚韻する古島のマイマイ(時里二郎「古島の小裂帖」『伎須美野』思潮社) 祖父は自らを半島に流れ着いた種子だと言っていた。(時里二郎「…

所以231

文中の美童氏は、美童春彦(本名=山田治)。本業は精神科医で佐鳴湖病院院長。文学のほかに音楽、絵画をたしなむなど多彩な活動を見せていた浜松の代表的な文化人の一人であった。(『未遂』の創刊) 令和7年3月31日に佐鳴湖病院は閉院 あらかじめ準備された…

所以230

Gökçenur Çelebioğlu、トルコの詩人 POETRY INTERNATIONAL iğne oyası、トルコのニードルリース 「刑者不可復属」(史記、孝文本紀)→刑は肉刑、属→つながる 作家駐地制度 artist in residence 詩人駐地制度 poet in residence Trondheim Poesi Café、ノルウ…

所以229

研究者たちはこの色を「olo」と名付け、oloの理想的なバージョンを「純粋なM錐体活性化」と定義しています。oloというのは「0,1,0」という3D色の座標に由来しており、M錐体のみが活性化していることを示しています。(これまで存在しなかった新しい色「olo」…

所以228

太后盛気而胥之(史記、趙世家) ↑怒りながらこれを待つ 曾、スナハチはzēng、カツテはcéng 文化とは生活のしかた 御歌所の伝承は、詩が帝王によって主宰され、しかも帝王の個人的才能や教養とほとんどかかわりなく、民衆詩を「みやび」を以て統括するという…

所以227

自分自身の武士道、自分自身の天皇をあみだすためには、人は正しく堕ちる道を堕ちきることが必要なのだ。(坂口安吾「堕落論」『堕落論』新潮文庫) ヨルダンのPVのアフマド・ジョブラーン館長(30)は「万博会場で隣にいれば、私たちは同じ人間で、同じよう…

所以226

アメリカ合衆国グリーンランド州 S&P500、4月6日は6,000円投資して−705円。買いだろう。新NISAは全体で81,000円投資して−4,043円。今が買いだけれど資金はない。 陰謀論だと他人を指弾していた人がいつの間にか陰謀に加担させられ、陰謀論に乗せられていると…

所以225

身也者、親之枝也(礼記) ツァンパ、རྩམ་པ་、糌粑、麦焦がし、麨粉 大陸を渡った集団は数十人から百人くらい? たしかにわれわれの世界観は混濁しているが、「世界」は少しも曖昧ではない、もしその中で生きようとすれば(柄谷行人「私小説の両義性」『意味…

所以224

天才は名もなき群衆のなかにいる。世に出ている人は器用な秀才に過ぎない。 ピアノの中は花盛り/ふれると鍵が動き出す(左川ちか「メーフラワー」『左川ちか詩集』岩波文庫) 「やらまいか精神」の根幹は「経済合理性の追求と独立自尊・自力更生の思想」(…

所以223

『人新世(ひとしんせい)の生活世界詩歌集 ―気候変動・戦災・核災をもたらす科学技術偏重から始原の存在へ』公募趣意書(コールサック社) 日本が不倫に厳しいのは、イエ観念があるので、社員が会社の機密情報を他社へ漏らすのを嫌がるのと同じ感覚。 探す…

所以222

第十六回永田青嵐顕彰全国俳句大会高野さち選入選〈花みかんラジオは朝をつれてくる/以太〉 大岡信という詩人は、彼自身が一個の劇場なのである。さまざまな声をたちのぼらせるひとつの函なのである。(三浦雅士『私という現象』講談社学術文庫) 少なくと…

所以221

演技は修練のつみかさねだと思うけれど、人類の表現にその演技は必要だったのかという視点は必要 ただ突っ立って話すだけではダメなのか。 ただ立つのもただ話すのもまた修練の賜物である。 自分の特権に気付いていないのなら、なぜ特権を守るムーブをとるん…

所以219

バビロニアでは、宮殿と神殿を分けて配置したが、アッシリアでは宮殿と神殿を分けずに統合し、しかも城塞(シタデル)地区に配置している。(小林紀登志子『アッシリア全史』中公新書) 今日必要され、また可能な労働の組織化形態とは、旧来の労働組合の区分…

所以218

こうした都市共同体間の合意に基づいて築かれた枠組みに守られながら、アッシュルの商人たちは、私的なビジネスを存分に展開した。、そこにはローンや信託投資の方法を含んだ高度な商業活動が含まれる。(山田重郎『アッシリア 人類最古の帝国』ちくま新書)…

所以217

ネグリによるマルチチュードの定義:さまざまな特異な差異からなる多数多様性を示すとともに、そのようにつねに多数多様でありながらも共同で活動することのできる、絶対的民主主義の構成主体のこと。 multitude/multitudo だが私たちはこう信じている。彼ら…

所以216

アニメ絵って、大雑把でいいんだろうという、息を抜いた考え方が分かるスタッフには、憧れます。それは記号論理学というところに帰結しますから。(富野由悠季『映像の原則』キネマ旬報) 富野由悠季、するどい。 するどい人は集団のなかにいると病む。 空間…

所以215

見られる側の人間から見る側の人間へ 歴史修正主義と言語に正確な態度は似ているが異なるのか 巻爪の腫れている方の爪に馬油にまみれる脱脂綿を挿し込む。 爆音や乾きて剛き麦の禾/中島斌雄 作者がこの「麦の禾」を「抵抗する民衆の意志」などと自注してし…

所以214

草木染めの色辞典 無賢与不肖とか女無美悪といった無という否定で全称を表現する語法 andやetやkajなどの意味を持つ頻繁に使いそうな助詞に與というめっちゃ画数の多い字を使う漢文 全生活史健忘症 ポエデイや詩丼のようなイベントを主催する人材が2〜3人浜…

所以213

ルイジ・ルッソロの雑音芸術未来派宣言、ノイズ 認識のいやはてにして冬くれば女の素脚匂いを放つ 岡部桂一郎 ガード下に息づくときもたえまなく人は桂一郎をまたぎてぞゆく 岡部桂一郎 武器もたぬこの民衆の一人にて歩道の上の石をまたげり 岡部桂一郎 意味…