2024-01-01から1年間の記事一覧
全体を賑わせれば自らにも利があるのに、その初歩で他人を利させるのが嫌だという理由で全体を賑わせず、そのため自分にも利がないということはある。 詩歌界隈は(それ自体は悪いことではないけれど)病んでいる人とイキる人が目立ってしまうのでそうではな…
テキトーをまじめにやってしまう。 ひとつの言語しか響かないのは国民国家、連邦ではないのに複数の言語が響くのは帝国 100回目の甲子園での韓国語校歌は大日本帝國の復活を予兆する。 韮は洗って切って冷凍保存 詩丼の会場でchoriの死を知った。 アトリエ茶…
まだ台風10号がいる、雨。〈大量の朧ざぶんと湯が溢れ/西村麒麟〉湯ではなく朧が大量、でも溢れるのは湯という不可思議。〈靴の上に置く靴下や磯遊び/西村麒麟〉上下はそのときの気分で変わる。〈きらら虫呉茂一の訳に酔ひ/西村麒麟〉希臘神話かな。〈ど…
ラジオの音声が、家族には見えない「社会」の流れを象徴する。『牯嶺街少年殺人事件』において画面外の音は、人々を気遣うことのないこの社会=時代の自動性を表現する。(濱口竜介『他なる映画と2』インスクリプト) 『牯嶺街少年殺人事件』の縦書きの句点…
YAMAMOTO PAPER 1041uuu展示室 『放射線ポケットブック』中部原子力懇談会 村上春樹や俵万智や谷川俊太郎には替えが効かないけれど、日本文壇や日本歌壇や日本詩壇における村上春樹や俵万智や谷川俊太郎的立ち位置には替えが効く。 企業内詩人の雇用 辻さん…
「◯◯は誰も傷つけない」はたまたま自分が傷ついていないだけ。生きるものは必ず誰かを傷つける。 小児性愛が誰かを傷つけても同性愛が誰も傷つけないという言説は、傷ついてはいけない人と傷ついてもいい人への差別を正当化するための修辞法だ。 だから寮生…
浜松市で育児中の家族向けプール・徒渉池・じゃぶじゃぶ池の紹介
麦同人で麦メール句会の管理者である坂田晃一さんの句集『耳輪鳴る』が届いた。〈身の裡は夜空と思ふ竹夫人/坂田晃一〉星をかなしい心臓として〈桃啜る悪人ばかり出る映画/坂田晃一〉きっとアウトレイジ、それでめっちゃ汁でズボンを濡らしている。〈国も…
仕事で成績を挙げられる人と他人を管理できる人と組織の進む方向を考えられる人は別の才覚なのにそれを単一の体系で昇進させた管理職に担わせようとすると組織はおかしくなる。 ハーブタバコ、ニルドーシュ(バジル、リコリス、ターメリック、インディアンブ…
ᕱ୨୧ᕱ 由A、故B。Aであるので、それでBだ。介詞「由」 尾生與女子期於梁下、女子不來、水至不去、抱梁柱而死。(「盜跖」『莊子』) 荘子の尾生、好き。尾甲の祖かもしれない。 故曰:或勞心、或勞力;勞心者治人、勞力者治於人;治於人者食人、治人者食於人…
外因を排し内因をなんとかして見つけようとし、真因を外れ偽因をなんとかこしらえる組織。 組織における責任は擬制である。組織は問題が起きれば誰にも責任なんてないのに誰かに責任を押しつけることが必要、私も組織の一員なので組織のためなら責任を負う(…
「俺まちがったこと言っているか?」には「まちがってはいませんが、的外れです」と答える。 黄州好猪肉/價賤等糞土/富者不肯喫/貧者不解煮/慢著火少著水/火候足時他自美/毎日起来打一碗/飽得自家君莫管( 蘇軾、「食猪肉」) Güney Kore'de erkekler…
麦同人、小田笑さんの句集が届いた。〈東京に傷があるから初蝶来/小田笑〉傷=創だろう。それを東京への入口として生まれてくる。〈春陰や金貨剥がせばちょこれいと/小田笑〉春陰が偽造金貨感を出している。〈飛んだのか飛ばされたのか石鹸玉/小田笑〉風…
スペクタクルのなかにおいて絶対的に完遂されるものは、商品の物神化の原理であり、「感覚しうるけれども感覚を超えたさまざまなモノ」による社会の支配である。(ギー・ドゥボール、木下誠訳『スペクタクルの社会』ちくま学芸文庫) スペクタクルは貨幣のも…
神社本庁、田中恆清総長v.s.鷹司尚武統理 神社本庁(ひいては神社界)の象徴で「聖」の部分を担う「統理」に対し、「俗」の部分を担う事務方のトップで事実上の権力を持つのが、神社本庁「総長」だ。(神社本庁トップが失脚か、2人が新総長を自認で「南北朝…
遠藤周作『沈黙』1966年に頻出する「転ぶ」は共産党の「転向」問題、マルクス主義の転向論と密接にかかわる。 人々のうちほとんどが疑いなく「正しい」と思う、あるいは「正しい」と思わざるをえないような活動には与しないこと。 たとえば憲法に書かれてい…
〈筋肉にひときは汗の溢れたる/阪西敦子〉筋肉質な人は汗製造機、しかもこれはからだを動かしている人だ。〈襟立てしことより落葉降り始め/阪西敦子〉むりくりに因果をつくることで詩になる。〈大試験前にいつぺん会つたきり/阪西敦子〉大試験の前後でま…
王陽明の知行合一とサルトルのengagement 川根本町千頭てんでんこへの道中、福用地内で日本羚羊を見る。 小春日とメロンパンをわけあうの/原満三寿 東京のとつぜん笑うダンボール/原満三寿 山頂で放尿すれば無数の手/原満三寿 鯛焼はまず肛門から囓るべし…
書店の衰退は、読者から求められるものやおもしろがられるもの以外を出版しにくい構造をつくった出版社にこそ原因がある。 読者大賞や本屋大賞の隆盛は、出版社を植物状態のまま延命措置させるけれど同時に書店への死刑宣告となる。 自分の欲求や感情の域を…
政治の勉強は自分の側の意見と反対意見とそれらを総括する意見を勉強してこそ、やっと勉強の第一歩 グロテスクな意見や気持ち悪い意見が必要な意見ということもある。耳ざわりの良い意見だけを聴いていても何も解決しない。 佞:口達者 大上下知有之、其次親…
詩幣、2024/7/3〜6、10:00〜20:00浜松市鴨江アートセンター102・103号室 フロイトによれば、子供は自分の親が実の親であることを「否認」し、真の、より高貴な親(とりわけ、親であることが決定不能である父親)を探す旅に出るのだが、これが「小説の起源」…
至於他邦→至一邦 逆統戰 /逆統戦/コミースレイヤー 反共組織「台湾海外戦略的コミュニケーション工作グループ」(External Strategic Communication Working Group, Taiwan、ESC) ゲームの原型は、ESCが2017年グループ内の教材として作ったシミュレー…
諸子百家→相互置相 祭酒≒学長 徳治(孟子)→礼治(荀子)→法治(韓非子) 始皇帝益壯,太后淫不止。呂不韋恐覺禍及己,乃私求大陰人嫪毐以為舍人,時縱倡樂,使毐以其陰關桐輪而行,令太后聞之,以啗太后。(「呂不韋列傳」『史記』) 倫理的な価値(孝行・…
愈務而愈遠 歌会や句会で無記名のうちに短歌や俳句の改変や改善案を出すのは評のうちだと思う。 でも、それを失礼だと思う人はいるだろう。(テクスト論と対置する態度として) ただ歌会や句会など言語芸術の場で無礼者―知礼者という構造を持ちこむのは、セ…
ある概念を侮蔑できる人はそれをよく理解している。ある概念を支援できる人はそれをあまり理解していない。 そして他人を屈服させる武力は、覇王が自ら築き得る自前の権力ですが、他人を威圧し畏怖させ畏敬させる勢威は、どこからか借りて来なければなりませ…
商代初期の総人口は四〇〇万から四五〇万程度、後期の人口は七八〇万人ほどとなる。(上田信『人口の中国史』岩波新書) 移民と徙民 焦培民は『史記』の断片的な記述から、春秋時代の人口を一四〇〇万人と推定するが、やはりその根拠は説得力を持つとはいえ…
ひどく体がつかれている。〈ひとことにひとつ胡蝶のかるく舞い/辻貨物船〉うなずくように。〈幾千の墓標の街や虫しぐれ/辻貨物船〉街の人はみな滅んでしまったような。〈つゆのひのえんぴつの芯やわらかき/辻貨物船〉信じてしまいそう。〈かつてありし大…
分謗論 諸侯の支配域の一角には、まぎれもなく他の諸侯の村が存在しているのである。(平㔟隆郎『よみがえる文字と呪術の帝国』中公新書) 春秋戦国時代の小国滅亡や都市住民の移動により、分断された血縁的絆。そのような「新しい動き」の上にできた漢帝国…
その秘密は、武田泰淳が見出した『史記』の構造にひそんでいる。『史記』における「人間」の分類表は、あくまで具体的なものからはなれていないと同時に、リアリズムとはちがって、相互の関係、差異と同一性によって緊密に組織された記号体系なのである。(…
農師 封建制か分封制か 周の人々は定住性の農耕民と、移動性の非農耕民の二つのアイデンティティの板挟みになっていたのである。(佐藤信弥『周――理想化された古代王朝』中公新書) 周公と管叔・蔡叔らとの不和と、「三監の乱」とは元来別個の話であったのが…