何も考えず、金子兜太『百年』朔出版をただ読んだ。〈山茶花の宿にころがる尿瓶かな/金子兜太〉山茶花と尿瓶の液体連想が合う、〈牡丹咲く黒犀が通りすぎたよ/金子兜太〉白黒・草獣の対比、〈鹿の眼に星屑光る秩父かな/金子兜太〉秩父の闇の深さ。 雲巨大…
詩的挑戦は難解でなく平明でもできるのだろうか、と思い『今井杏太郎全句集』角川書店のうち「海鳴り星」を読む。〈うすらひのうごいて西国へむかふ/今井杏太郎〉少し西へ動いた薄氷と西国へ向かう自分と。〈さざなみのあふみに春の祭あり/今井杏太郎〉さ…
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